印象セリフ
「彼は死んだの?」
「それが問題だ。
彼は最初から死んでいる。」
製作年:1999
製作国:アメリカ
上映時間:105分
▼予告編▼
はじめに
[以下コピペ序文]
ティム・バートン監督作品
『ダンボ』が公開されて1週が経つ。
日本では初週から2位とドラえもんに勝てない滑り出しだ。
世界でも評価的にも興行的にも大成功!とは言えない平凡な滑り出しだが、そこでよく聞く(自分も言ってた)意見は
昔のバートンの方が好きだなぁ〜
という声。
懐古厨というのは怖いもので、クリエイターのためを思って言ってるつもりでもそれが新規のファンにとってノイズになっていることもよくある。
じゃあ今見直してもやっぱり昔の方が面白いのか!?
実際に見てみよう!!
ということで勝手に
ティム・バートン祭り開催!!
第1弾は出世作『ビートルジュース』↓↓
第2弾は最低映画監督を描く『エドウッド』
第3弾は”B級パニックカルト『マーズアタック』
そして第4弾が今作!
『スリーピーホロウの伝説』をバートン監督がホラーテイスト強めにアレンジして映画化!変なメイクしてないジョニデも含めて全てが美しい!(笑)
はいどうも、キミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
1799年のNY郊外。ハドソン川沿いの村で発生した連続首なし殺人事件を解決するため、警察から既存の裁判制度ではなく科学捜査を主張する目的で、はみ出し者の刑事イカボッドが捜査官として派遣される。
村では既に村長を含め四人が殺されているというのに、首なし騎士の亡霊が殺人を犯していると真面目に話すのだが、科学による捜査を信条とするイカボッドは、そんな存在など迷信にすぎないと断じていた…
感想
ゴシックホラーな世界観に酔いしれよう。
ホラーなようでサスペンス、
サスペンスなようでファンタジーでもある不思議な映画。
ティムバートン祭りで今までチョイスしてきた作品は比較的監督の趣味や悪ふざけを投影させたものが多かったが、今作は真面目にゴシックホラーをしている。
映像の質感や光の加減などがどのカットも美しいなぁと思っていたらアカデミー撮影賞をのちに撮りまくるエマニュエル・ルベツキが撮影監督!どおりで綺麗になる訳だ!
そして幻想的な舞台美術もアカデミー美術賞を受賞するくらいなので、その世界観だけでも一見の価値があるだろう。
内容もただのゴシックホラーで留めず、
怪奇現象に対して科学捜査で真相解明に挑む主人公を入れることで視聴者の感情移入に上手く繋げていた。
ただ首なし騎士の話なだけあって残酷描写は少し強めで、
1作の間で18回も首をはねてる😇
なんて景気の良い斬首映画なんでしょう。
監督:ティム・バートン
こういった昔ながらの伝説や怖い話が好きそうなバートン監督にはぴったりの題材だ。
この年代は盟友であるジョニーデップとの仕事も油が乗ってきた頃。
ここからは勝手な自分の妄想だが、
制作時期が『マーズアタック!』のあとだったので、
きっと真面目なお話の作品が作りたかったのかもしれない(笑)
キャスト
ジョニー・デップ
クリスティーナ・リッチ
『アダムスファミリー』『キャスパー』
など何故かホラーチックな作品によく選ばれる可愛い子ちゃん。
何作か見直して気づいたが、バートン監督は売れる前の美少女とかをよく使ってる気がする・・・先見の明を持ったロリコンなのだろうか?(笑)
ジョニデとの絡みは二人とも美しいので最高だった。
あとは騎士役が名俳優クリストファー・ウォーケンでめっちゃ怖かったり、ダンブルドア先生ことマイケル・ガンボンが爺さんをやってます。
まとめ
美しい映像のゴシックホラーで、
犯人探しのサスペンスとしても楽しめる今作。
バートン監督も真面目にやりゃ出来るじゃねえか!!(上から目線)
でもやっぱり個人的には悪ふざけしてニヤニヤしてるような彼の監督作品の方が好きだ。
こんな人にオススメ
- ティムバートン監督好きの方
- ゴシックホラー好きな方
- イケメンなジョニデを観たい方
おあとがよろしいいようで…