印象セリフ
「俺の名前を3回唱えろ!」
製作年:1988
製作国:アメリカ
上映時間:92分
▼予告編▼
↑なんだこの自由な予告編は…(笑)
はじめに
ティム・バートン監督作品
『ダンボ』が公開された。
評価的にも興行的にも大成功!とは言えない平凡な滑り出しだが、そこでよく聞く(自分も言ってた)意見は
昔のバートンの方が好きだなぁ〜
という声。
懐古厨というのは怖いもので、クリエイターのためを思って言ってるつもりでもそれが新規のファンにとってノイズになっていることもよくある。
じゃあ今見直してもやっぱり昔の方が面白いのか!?
実際に見てみよう!!
ということで勝手に
ティム・バートン祭り開催!!
第1弾は今作からメジャーち見出され、
その後『バットマン』を作るキッカケとなった、
『ビートルジュース』
どうも、ティム・バートンは『ビッグフィッシュ』以外そんなにハマってない男、
キミシマムザ裕君です。
さっそくレビューをば!
簡単あらすじ
自動車事故で死んでしまった新婚カップルのアダムとバーバラ。自分たちの家に引っ越してきた家族を怖がらせてなんとか追い出そうと奮闘するが、うまくいかずに時間が経ってしまった。困った2人は、自称霊界の用心棒ビートルジュースを呼び出すのだが……(映画.com一部引用)
感想
これぞ!バートンワールド!
奇想天外ホラーファンタジー!🤗
と言った感じの代表作。
ご存知かとは思うがバートン監督のホラーテイストな作品は”不気味”ではあるが、怖くはない。
むしろ幽霊や化け物と友達になっちゃうようなコミカルな作風が多いのだ。
今作なんてまさにその元祖!
うっかり幽霊になってしまった少しヌケた夫婦と孤独な少女の絆の話ととることも出来る。
タイトルにもなっているビートルジュースのキャラが濃すぎてその映画の印象自体は薄くなっているがハッピーなファミリーコメディなのだ。
90年代に入る前の作品なのでもちろん映像の荒さと手作り感は現代っ子には見づらいかもしれないが(敢えてやってるのだけれども)、そこに考慮しても今見ても色褪せない良作だ。
謎に歌い出すシーンで
「エェェェエオ!」
と叫んだからボラプのフレディを思い出してしまった(笑)
監督:ティム・バートン
長編デビュー作品『ピーウィーの大冒険』で注目され、
1500万ドルで今作を作り、7000万ドルを超えるスマッシュヒット!!
そうして『バットマン』に繋がったとか。
コメディアンだったマイケル・キートンを起用したのもお互いにとって大きな転機だろう。
そう考えると彼にとっても大事な1作だろう。
今作の作風
- ホラーファンタジー風味だけどコミカル
- ビビッドな色彩と不思議な世界感
- 風変わりな登場人物
はその後の作品にも受け継がれている。
さらに今作はTVシリーズになったり、舞台になったりと大忙しだがなんと続編も企画されている・・・どうなることやら?
キャスト
マイケル・キートン
開始40分くらい全く出てこなくて
「あれ?キートンいなかったっけ?」
と不安になるくらいだったのだが、
出てきてからの圧倒的存在感!!
『マスク』のジム・キャリーをさらに汚くしたみたいなキャラクターで映画にスパイスを与えまくっていた。
このとんでもない役から次に
よし、バットマンにしてみよう
とおもったバートン監督はやっぱり頭おかしいですね。
アレク・ボールドウィン
若い!!細い!
ボールドウィン一家の長もこんな時期があったんだなぁ〜。最近は『アリー』のカメオ出演とか重鎮そうな脇役ばっかりやってるけど、首を外して喋るような役をやってたんだなぁ〜
彼に対しては以上です(笑)
ウィノナ・ライダー
めちゃくちゃ可愛い!!若い!!
『エイリアン4』でも若いと思ってたが、こんな少女時代を見れるのは貴重。
『レオン』のナタリーポートマンに似てると思ったのは自分だけだろうか?🤔
家族にも理解されない孤独な少女を好演しており、1番主役っぽかった。
あとはウザイ大人役がいっぱいいたのと、いちいち日本語字幕出でくる幽霊や化け物の名前が面白かった。
まとめ
当初の目的である
「初期のバートンは良い」
という説に関しての答えは
やっぱりどの監督にも言えるが、初期作品はキレキレで尖ってる。
最近のバートン監督に物足りなさを感じてるあなたは、少し前を立ち返って見てはいかがだろうか?
こんな人にオススメ
- ティムバートン監督好きの方
- ホラーコメディが好きな方
- マイケルキートンにウザ絡みされ方
おあとがよろしいようで…