キミシマムザ裕君の映画部屋

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『エドウッド』映画レビュー「ダンボ公開記念に1人ティムバートン祭り!シリーズ②」

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印象セリフ

「夢のためなら戦え。

 他人の夢を撮ってどうなる?」

製作年:1994

製作国:アメリカ

上映時間:127分

▼予告編


Ed Wood - Official Trailer

↑なんだこの自由な予告編は…(笑)

 

はじめに

ティム・バートン監督作品

『ダンボ』が公開された。

www.kimishimamuthemovie.com

評価的にも興行的にも大成功!とは言えない平凡な滑り出しだが、そこでよく聞く(自分も言ってた)意見は

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昔のバートンの方が好きだなぁ〜

という声。

懐古厨というのは怖いもので、クリエイターのためを思って言ってるつもりでもそれが新規のファンにとってノイズになっていることもよくある。

じゃあ今見直してもやっぱり昔の方が面白いのか!?

実際に見てみよう!!

ということで勝手に

ティム・バートン祭り開催!!

第1弾は出世作『ビートルジュース』↓↓

www.kimishimamuthemovie.com

そして第2弾は!!

”史上最低の映画監督”と称される男の伝記映画

『エドウッド』

さぁ若々しいジョニー・デップは何を魅せてくれるのかな!?

どうも、キミシマムザ裕君です。

さっそくレビューを!

 簡単あらすじ

1950年代のハリウッド。映画監督を目指す青年エド・ウッドは、いつの日か第2のオーソン・ウェルズになることを夢見ていた。芝居を上演したりするものの、なかなか成功へのチャンスもつかめず、それ以前に彼には映画監督としての才能が徹底的に無かった。

しかしある時、エドはかつてドラキュラ俳優として一世を風靡したベラ・ルゴシと出会い…

……(Wikipedia一部引用)

そもそも誰?

史上最低の映画監督

史上最高の奇才監督が撮ったらどうなるか…

そんな夢?のような企画を叶えてくれたのが今作だ。

皆さんはそもそもエド・ウッドという映画監督をご存じだろうか。

自分も正直今作で名前を知ったのだが、

一部ではカルト的人気を誇る低級映画の元祖みたいな人なのだ。

f:id:SWINDER4649:20190402164410j:plain☚彼だ(笑)

制作側から言われていたのは

”早い!安い!面白くない!”

と全然光栄じゃないのだが、彼の凄いところは全く才能がないにも関わらず映画に対する情熱を失わずに映画製作を作り続けたことだ。

最終的には貧困とアルコール中毒で没するという完全バッドエンドでその生涯を終えてしまったものの、死後再評価されことである意味映画監督としては報われたといえるだろう。

映画監督のファンも多く、

  • デヴィッド・リンチ、
  • クエンティン・タランティーノ
  • サム・ライミ

と名だたる有名監督ばかり!!

もちろん今作を監督までしちゃったバートン監督は筋金入りのオタクであり、今作の中からあふれるエドウッド愛と作品に対するリスペクトは観てる側も微笑ましくなるほどだ。

感想

さて、そんな今作

当時の質感を再現するために敢えて白黒で描かれる世界が美しくて見惚れる。

最低の映画を撮ってる男の伝記映画の話なのに、

彼の人生自体は非常にドラマ性に富んでいるのも皮肉で面白い。

彼の女装癖、ベラルゴシとの出会い、そしてキャシーとの出会い…

そして数々の名(迷)作の製作背景が観れて満足!

実際には会えなかった憧れのオーソンウェルズとの出会いを映画の中で完成させてあげるあたりもバートン監督の愛を感じて良い。

エドウッドの作品は観たことないけど、

今作だけで充分じゃない?(笑)

監督:ティム・バートン

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出世作の『ビートルジュース』から 

『バットマン』シリーズ2作

そして名作『シザーハンズ』で一躍大物監督として名を馳せていた彼が次に打ち出したのが今作。

映画好きじゃないファンからしたら

「え、ダレ!?」

てなるチョイスの人物の伝記映画を人気が右肩上がりのタイミングで作ろうとするあたりがやはりひねくれた人だ(笑)

今作の映画を愛してやまないエドウッドを通して、

バートン監督自身もめちゃくちゃに映画が好きなんだとよくわかる。🎥

キャスト

ジョニー・デップ

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『シザーハンズ』で見出した盟友、早速2回目の起用。

まだ変なメイクとかもしてない男前なジョニデを観れるのでそういう意味では必見。

まっすぐな瞳で大好きな映画を撮る姿が可愛らしい。

ただエドウッドという人物自体が変人なので、やっぱりただのイケメンで済むはずもなく、ジョニデの女装が観れるというご褒美が付いてくる。

しかも完成度は高くない(笑)

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マーティン・ランドー

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低レベルなエドウッド作品の常連ながら圧倒的な演技力で作品をなんとかしていた俳優ベラ・ルゴシを演じた彼は

アカデミー助演男優賞

を見事に受賞!

今作でもベラルゴシと同じく作品の質を高めてくれてる。

花を見て生の喜びに気づくシーンが最高。

あとは意外と

『ゴーストバースターズ』の

ビル・マーレイとか

『セックスアンドザシティ』の

サラ・ジェシカ・パーカー

等が豪華に出ていた。

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まとめ 

当初の目的である

「初期のバートンは良い」

という説に関しての答えは前回に続き、

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だった。

このころからは

ジョニーデップタッグ黄金期 

に入ってきている。

お互いにお互いの良さを惹きだす素敵なコンビだ。

こんな人にオススメ

  • ティムバートン監督好きの方
  • ホラーコメディが好きな方
  • ジョニデの女装を観たい方

 

ちなみに今作でエドウッドが気になった方はDVDBOXもあるらしいので、

勇気のある方のレビューをお待ちしております(笑)↓

おあとがよろしいようで…

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