印象セリフ
「脱出したハズよ…」
製作国:アメリカ
製作年:2019年
上映時間:100分
▼予告編▼
はじめに…
映画業界の2作目を創るのは難しい。
特に1作目のクオリティが高ければ高いほど、そのハードルは高くなるものだ。
しかも 斬新な設定のホラー映画の続編となるとより難しいだろう。
前作でホラー好きもタイムリープ好きもニコニコさせた今作だが
2作目は果たして面白くなってるの!?
ということでもはや一か月前くらいの話だけど、
映画館でしっかり観てきました!
どうも、『ターミネーター』と『エクスペンダブルズ』と『エイリアン』は二作目の方が好きなミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
誕生日の繰り返しから抜け出して翌日を迎えたツリーは、恋人のカーターと充実した生活を送ろうとしていた。しかし、今度はカーターのルームメイトのライアンがタイムループに巻き込まれ、謎の殺人鬼に狙われてしまう。やがて、すべての原因が、ある研究に関係していることに気づいた3人だったが、そこで再びツリーの身にもタイムループが起こり、またしても誕生日の朝に戻ってしまう。ところが、そこは元の世界と微妙に異なったパラレルワールドで…(映画.com)
感想
史上最悪の誕生日再び!
次は別次元並行世界で真相を探れ!?
続編として綺麗に作ることに成功した作品であり、今作を見ることで1作目がより楽しめる構造になっている。
前作にて回収しきれなかった”タイムリープの謎”をホラーファンタジー的に誤魔化さずに、まさかのSF方向に持っていくという面白いチャレンジ!
しかも更に複雑な”パラレルワールド”的な要素を加えるんだから素晴らしい。
前作では割と前半はおどろおどろしいホラー映画の雰囲気を呈していたが、
もはや今作はホラーの色が薄く、
SF:5 コメディ:3 ホラー:2
ぐらいの配分なので怖がりの皆さんもお楽しみいただけるでしょう。
多分予算も前より多く貰えた分派手なアクションや、
大人数のエキストラを使ったシーンも増えてなんだか微笑ましい気分。
クリストファー・ランドン監督もこの調子で出世して欲しいものだ。
キャスト
今作は前作から新キャラが殆ど出ていないのにストーリーが全く異なる進行をしていくのも 魅力の一つだ。
前作ではメインだったキャラが薄くなっていたり、逆に出オチだったキャラが重要だったりと脚本の力が光っている。
主人公のツリーを演じるジェシカ・ローズはそのぶっ飛び具合に拍車がかかっていたし
前作では
「あのメス猫とヤッたかぁ〜!?」
くらいしかセリフのなかった彼や↓
主人の所属するグループのウザイリーダーだったあの子も出番マシマシ!
もちろん新キャラも邪魔しない程度にいいバランスだった。
まとめ
”作らない方がよかった続編”
というのは星の数ほどあるが、
今作は間違いなく作ったことで1作目と相互作用的に楽しめるようになった続編。
タイムリープにパラレルワールド、ホラーが苦手な人も手を出してみては??
あ、あとネタバレコメントが見たい方は下をクリック!
ラストの展開↓ 科学クラブが作り出した機会のせいでパラレルワールド&タイムリープに飛ばされてしまったということがわかったツリーはなんとか仲間たちの協力を得てループから抜け出すが、政府の秘密機関らしき男達に連れられて次は国の危機を救うためだかなんだかでまたループするように頼まれる........。 ネタならいいけど、 絶対3作目面白くないでしょ!? 蛇足だよ!?あんな綺麗なエンディングで終わったんだから今作はこれで終わりにしてくれよ!?頼むよ!?ネタバレ注意
こんな人にオススメ
- ホラー映画好きな方
- タイムリープ好きな方
- 並行世界が好きな方
おあとがよろしいようで…