印象セリフ
「だきしめて」
「…できないよ」
製作年:1990
製作国:アメリカ
上映時間:105分
▼予告編▼
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はじめに
[以下コピペ序文]
ティム・バートン監督作品
『ダンボ』が公開されて1週が経つ。
日本では初週から2位とドラえもんに勝てない滑り出し。
世界でも評価的にも興行的にも大成功!とは言えない平凡な滑り出しだが、そこでよく聞く(自分も言ってた)意見は

昔のバートンの方が好きだなぁ〜
という声。
懐古厨というのは怖いもので、クリエイターのためを思って言ってるつもりでもそれが新規のファンにとってノイズになっていることもよくある。
じゃあ今見直してもやっぱり昔の方が面白いのか!?
実際に見てみよう!!
ということで勝手に
ティム・バートン祭り開催!!
第1弾は出世作『ビートルジュース』↓↓
第2弾は最低映画監督を描く『エドウッド』
第3弾は”B級パニックカルト『マーズアタック』
第4弾はゴシックホラー『スリーピーホロウ』
そして第5弾はバートン監督の代表作にして
ジョニー・デップと出会った作品
そう、今作です!
はいどうも、キミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
丘の上の屋敷に住む発明家に作られた人造人間のエドワード。未完成のまま主人に先立たれてしまったエドワードは、ハサミの手のまま城に籠っていた。そこへ訪問セールスでやってきたペグが彼を見つけて、可哀そうだと一緒に町に出ることになったのだが………
感想
バートン作品の中でも最も有名な作品じゃないだろうか。
彼の作品はその奇妙な世界観に注目されがちだが、
今作はそんな作品群の中でも飛びぬけてピュアで切ない物語である。
発明家に作られた孤独な人造人間エドワードがとにかく純粋無垢で可愛らしい。
それに対して世の中の人々の愚かさとミーハーさを醜く描いており、監督から見える世の中というのがよくわかる。
映像も彼の世界観を抜群に活かしており、
住宅街とその住民はパステルカラーでカラフルに映し出し、エドワードと彼の住み着く古城は白黒で表現されており、より彼の孤独が際立っているように見えた。
”クリスマス映画”として持ち出されることが多いが、
クリスマスの割には非常に切ないお話なのでそこは注意して頂きたい。
そして雪の日は彼のことを思い出そう…
↑20世紀FOXにも雪を降らせる小粋な演出
監督:ティム・バートン
今作は監督の少年時代が色濃く映されているらしい。
10代の頃、周りの人と馴染めず、問題を起こし孤独に過ごしていたという彼の背景を知った上で今作を観るとまた少しドラマに深みが増す。
もちろんそんな悲しい影響だけではなく、
今作から8作も(2019年現在)も仕事をする
盟友ジョニー・デップと出会えたことは大きい。
初めて会った時はめっちゃへたくそな役者としか思わなかったらしいのは意外だ。
また、大好きなゴジラをモニュメントとして登場させたりとオチャメな部分もうかがえる(笑)
キャスト
ジョニー・デップ
彼の俳優伝説はここから始まったといっても過言ではないだろう。
元々バンドマンでチョイ役経験しかなかたジョニーを主演で引っ張り上げたバートンの先見の明は凄い!
その恐ろしい見た目とは裏腹にピュアで可愛らしいエドワードを好演していた。
ハロウィンとかにこの格好のコスプレする人腐るほどいるんだろうなぁ~
ゴールデングローブ主演男優賞もノミネートするほど!
彼も今作の役に思い入れがあるらしく、
続編があるなららエドワード役で出たいと言ってるとか。
あと最初はトム・クルーズがエドワード予定だったと聞いて爆笑した。
ウィノナ・ライダー
『ビートルジュース』のロリっ子がちょっと生意気に成長した!
そして今作がキッカケでジョニデととっても熱い仲になったという意味では彼女にとっても思い出深い作品だろう。
ジョニーはかなり彼女に入れ込んでいたらしく
腕にタトゥーで
「WINONA FOREVER」
意訳:「ウィノナよ、永遠に。マジ卍」
と若気の至りで彫り込んだらしいが、破局後は修正して
「WINO FOREVER」
訳:「アル中よ、永遠に」
と変えたエピソードは有名だ。
まあ、ヒロインとしての魅力は個人的にイマイチ。
あとは名俳優アラン・アーキンが楽観的だけど決めるときは決める父親としてかっこよかった。
まとめ
- ティムバートン監督の定番
- クリスマス映画の定番
- ジョニデの変装映画の定番
とかなり有名な今作。
今見るのは少し季節外れだが、
クリスマス前の雪降る夜に大事な人と観るのにぴったりな作品だ。
こんな人にオススメ
- ティムバートン監督好きの方
- 切ないファンタジー好きな方
- 変装ジョニデを観たい方
おあとがよろしいいようで…