印象セリフ
「お嬢さん、おかわりだ」
製作国:日本
▼予告編▼
はじめに…
ポケットモンスター略してポケモン
20~30代の我々なら皆がどこかで触れていそうなメガコンテンツ。
そんなポケモンが遂にハリウッドで実写化されたのが今作。
ただちょっと面白いのは本編の実写化ではなく、
同名の原作ゲーム『名探偵ピカチュウ』を映画化してるってのがポイント。
普通あのゲーム実写化したのも見てみたかったけど(笑)
どうも、努力値とかは一切気にせず見た目がカッコイイポケモンだけ集めてたら全く通信対戦じゃ勝てずに手が出てしまう学生時代を送った男、
キミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
21歳のティムは長い間会っていなかった父ハリーが事故で亡くなったという連絡を受け、人間とポケモンが共存する街ライムシティを訪れた。
探偵業を営んでいた彼の部屋で、ティムは1匹のピカチュウと出会う。なぜかティムにはそのピカチュウの声が成人男性のものに聞こえ、話す内容も理解することができた。ピカチュウは自らが記憶喪失であることを明かし、自分はハリーのパートナーだったはずであること、自分が生きているのだからハリーも生きているに違いないことをティムに訴える。そしてハリーが事故の前に追っていた謎の薬品を巡る事件について調べ始めるが…(Wiki一部引用)
感想
あのかわいいピカチュウの声がおっさん!?
というギャップと衝撃で話題を呼んだ今作。
週末興行収入ランキングでも初週で
- 『アベンジャーズ エンドゲーム』
- 『劇場版名探偵コナン』
を抜いて堂々の一位を獲得する程日本での根強い人気がよくわかる結果だ。
※といっても初週だけだけど
何がそんなに人々を魅了したのか、にわかなりに考えてみた。
本当ににわかポケモン好きなのでご容赦下さい。
①不可能だと思われていた実写化
こんなに毎年劇場版ポケモンが公開されている日本において、
じゃあなぜなかなか実写化されてこなかったかというと、
単純に技術的にも予算的にも不可能だったからだろう。
日本が誇る伝統的なアニメーションシリーズを実写映画化するというのはある意味ハイリスクハイリターンだ。
そんな賭けを今の日本映画業界がするわけもなく、
予算が潤沢なハリウッド様からお声が掛かってやっと実現した夢の企画なのだ。
そして我々もきっと潜在的に
「まぁ、ハリウッドが本気出して作ってくれてるなら…」
という安心感を胸に鑑賞することが出来るのだ。
え?ドラゴンボールの実写?ナニソレシラナイ。
②リアル志向のキャラデザインとマッチした世界観
予告編が出た際に意外と賛否両論でもあったポケモンたちのデザイン。
思ったより毛並みもリアルでキモチワルイ…という声もチラホラあった。
※賛否両論プリン
しかし実際見てみるとそのリアルさ実際の街にはかなり合っていて違和感がない!
消防隊と一緒に消火活動をするゼニガメ、交通整備をするカイリキーなど…
ポケモンと共存した街並みを出来るだけリアルに描けていてとても良い!
あと監督がかなりポケモンオタクらしく、街の中にポケモン好きならではの小ネタ等をかなり仕込んでいたらしい。
自分はルビーサファイア辺りでリタイアしたにわか勢なので全然わからなかったけども(笑)
そして監督のバリヤードへの愛が強すぎてちょっと引く。
③割としっかりしたストーリー
ただモフモフのピカチュウを愛でるだけの映画だったら下手したらトンデモない駄作になりかねなかったのだが、今作では意外とストーリーが練られていて最後は「アッ」となるような仕掛けもあり楽しめる。
劇場版ポケモン第一作目『ミュウツーの逆襲』へのリスペクトも感じてきっと昔からのファンは嬉しいだろう。
というかもしかしてこの公開タイミング的に夏に公開する
『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』
への壮大なCMだったりして…(笑)
キャスト
ライアン・レイノルズ(声)
我らがデップーちゃんがまさかのピカチュウボイスというとんでもキャスティング!
と、思いきや意外とハマっていてよい。
どんどんライアンレイノルズに見えてくる気がしたのはきっと彼の表情などをモーションキャプチャーしていたからでしょう!
そして主人公の若いお二人
ジャスティン・スミス
キャスリン・ニュートン
もキャピキャピしていてよかった。
他にも渡辺謙やビルナイなど割と豪華な俳優陣が脇を固めていた
まとめ
ハードルが低かった故か、意外と楽しめた今作。
ハリウッドが本気でお金をかけて映像と物語に力を入れれば、
残念な実写化にならず割といい作品が今後も出来るんじゃないだろうか…
ってことで次はデジモンあたりどうでしょう?(笑)
こんな人にオススメ
- ポケモンが好きな方
- 実写化されたポケモンを見てみたい方
- むしろポケモンを全然知らない方
おあとがよろしいようで…