印象セリフ
「うひゃ~もっこりちゃぁ~ん♡」
製作国:フランス
製作年:2018年
上映時間:93分
▼予告編▼
『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』本予告
はじめに
皆さんは『シティーハンター』をご存じだろうか?
日本では1980年代にアニメ化されて未だに根強い人気を誇る北条司による漫画だ。
自分は全く世代じゃないので、女性にだらしない探偵兼ボディーガードの冴羽さんのお話という設定とキャラクターくらいしか知らなかった。
なのでフランス映画として今回実写化されるという話を聞き、
勉強がてら今年公開されたアニメ版の新作も見てみた。
👇ざっくりしたレビューはこちら👇
https://filmarks.com/movies/78959/reviews/76505396
Wikipediaでキャラの予習もばっちりしたぞ!
ということで予習も万全に新作を映画館で観てきました!
どうも、一緒に見た友達から「あれ?主人公お前じゃね?」と言われて確かにと納得してしまった女の子への愛が深いキミシマムザ裕君です。
早速レビューを!
簡単あらすじ
ボディガードや探偵を請け負う凄腕のスイーパー(始末屋)=「シティーハンター」ことリョウは、相棒のカオリとともに日々さまざま依頼を請け負っていた。
そんな2人のもとにある日、その香りをかいだ者を虜にする「キューピッドの香水」の奪回という危険な任務が持ち込まれる。
香水が悪用されれば世界は危機に陥ることは必至で、48時間というタイムリミットのなか、2人は香水を取り戻すために奔走する…(映画.com引用)
感想
こ、この手があったか!
突き抜けたセクハラも逆に気持ち良い快作。
■原作を知らなくても楽しめる単純明快かつ世界観に入り込みやすい脚本。
■ハリウッド映画をかなり意識した迫力あるアクションシーン。
■そして、フランス美人をふんだんに使ったもっこりちゃんシーン♥
どれを踏まえても”漫画の実写化”という難しいハードルを優に超える素晴らしい出来だった!
特に原作に対する熱意が強く、小ボケシーンで後ろにカラスが飛ぶクサイ演出まで再現するあたりに非常い強い愛を感じる!!
そんなナードなことを出来る男がフランスにいるのか!?
そう、いるんです!!
監督:フィリップ・ラショー
映画好きの皆さんはこの名前に聞き覚えがあるかもしれない。
そう、フランスのオバカコメディ
『真夜中のパリでヒャッハー!』
『世界の果てまでヒャッハー!』
シリーズの監督兼出演の彼なのだ!
基本的にどの作品も監督兼脚本兼主演を務めているようで今作でもその原作愛を爆発させている。
なんでも監督は小学生の頃から原作の大ファンだったらしく、北条司の事務所までアツいファンレターと企画書を送って実現したらしい。
また、『DRAGONBALL EVOLUTION』の大失敗をみて
”原作に可能な限り忠実であること”
をかなり重視したらしい。ファンとしてはこういった話は嬉しい限りだ。
まぁそしてこいつ、絶対楽しんでやがるww
原作の再現度高いヴィジュアルだけじゃなくその女好きなキャラクターも完全に蘇らせた!
一歩間違えればただのセクハラおじさんなのに、キメるとこをビシっとキメてしまうのでかっこよく見えてしまう。
これが男の理想です…(絶対違う)
その他のキャスト
他のキャストはフランス人に詳しくないのであまり知らないが、
海坊主がそのまんま過ぎて笑った。
あとはとにかくフランス人の綺麗なおねえちゃん達を堪能出来ます💛
また、吹き替え版は主演二人が山寺宏一と沢城みゆきになったことで前回のシティハンターで感じてしまった主演声優達の”老い”の違和感も解消されてよかった。
オリジナル神谷と伊倉は、スペシャルゲストとして別役で出てるので探してみよう!
海坊主は玄田哲章、槇村秀幸は田中秀幸、野上冴子は一龍斎春水とオリジナルのままなのでそれはそれで嬉しい。
まとめ
「漫画の外国実写化」というだけで少し嫌煙してしまう気持ちがあるのはわかる。
それは今までの実写映画化で散々失敗してきたのを見てきた映画好きな我々だからこそわかるが、今作に関してはそんな潜入感は捨ててしまおう!
我々の味方であるオタク監督フィリップはやってくれたのだ!
もう今後の日本産アクション・コメディ漫画の実写化は全部彼にやってもらおう(笑)
先述したヒャッハーシリーズの映画も面白いので是非!
▼レビューはこちらです▼
https://filmarks.com/movies/71555/reviews/36395719
https://filmarks.com/movies/68923/reviews/36402737
こんな人にオススメ
- シティーハンター好き
- フィリップ・ラショーに期待している方
- もっこりちゃんしたい方
おあとがよろしいようで…