印象セリフ
「救えるとしたら、私しかいない」
製作国:アメリカ
製作年:2018年
上映時間:103分
▼予告編▼
はじめに…
皆さんはお母さんを大事にしているだろうか?
どんなに非行に走っても、引きこもりになっても、
自分の母は味方をしてくれると思う。
もちろんそんなことを思えてる時点で自分は幸せな環境で育ってきたのだろうが、
世間一般的に見ても母親の愛情とは深くて強いものだ。
なんだか父と息子の相棒や兄弟のような絆も好きだが、
母と息子の絆ってのは唯一無二だ。
今作はそんな無償の愛を注ぎ続ける母と問題児の息子のお話。
どうも、反抗期が来ないまま大人になってしまったと言われているキミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
クリスマスイブの朝、薬物依存症の治療施設で暮らす19歳のベンが突然自宅に帰り、家族を驚かせる。母ホリーが久々の再会に喜ぶ一方、妹アイビーと継父ニールは、ベンが何か問題を起こすのではないかと不安を抱く。両親はベンに1日だけ家で過ごすことを認めるが…(映画.com一部引用)
感想
結局どこに向かいたかったの!?( ゚Д゚)
ヒューマンドラマとサスペンスを上手く混ぜ合わせようとした結果、どっちも中途半端になってしまって視聴者が置いてかれてしまった作品。
クリスマス前にパーティの準備をワクワクしてたら突然リハビリ施設にいたはずの長男が帰ってきてママが大喜びするよって話なわけですが、もちろんこの息子一筋縄ではいかない。
賢くて可愛い娘や再婚相手のおっさんは

いや、こいつやばいから早く施設返そうぜ…
と異議申し立てするわけだが、
恋は盲目…じゃなくて母の愛は盲目
もはや狂愛とも呼べる愛情で息子をかばってあげちゃうのです。
結局息子は本当にリハビリ成功してるの!?
それともやっぱりクズなままなの!?
という母と息子の絆が描かれるヒューマンドラマ…
を、貫徹すればよかったが!
何故かそこから愛犬疾走をめぐるサスペンス要素が入ってきたりとごった煮になってしまうのだ。
うん、そういう感じなら言ってよ。
泣いて感動する準備してたんだからこっちは。
ハンカチしまっちゃうよ?
て感じでイマイチなのでした。
各キャスト陣の演技はよかったのでご紹介を!
キャスト
ジュリア・ロバーツ
『プリティウーマン』の時から思ってたけど、実は彼女の顔が苦手でして…
クリクリしすぎた目と大き良かった。な口がなんか人形チックすぎて逆に怖いのである。
そんな意味では今作のような少しヒステリックな役柄がとても似合っていてピッタリ。
ただ自分の母親には欲しくないです(笑)
ルーカス・ヘッジス
『マンチェスターバイザシー』『スリービルボード』
等最近の若者役で引っ張りだこな若手俳優。
実は今作の監督ピーター・ヘッジスの息子さんなんだとか!
ということは息子にぴったりな役柄で素晴らしかった。
ほぼ同時期に公開してた『ある少年の告白』も彼の演技が良いらしいので是非見てみたい!
キャスリン・ニュートン
『名探偵ピカチュウ』にも出演してた今後売れそうな女優さん。
『レディバード』『スリービルボード』でルーカス君と共演済みだったからか、相性は良いようだ。
今作の常識人キャラとして見せ場少ないけど一番共感できた。
ただGPS機能で位置情報がバレるのは嫌だ…(笑)
あとはちっちゃい息子と娘たちがめちゃくちゃに可愛かった。
まとめ
ジュリアロバーツとルーカスヘッジス の演技は絶賛評も多いのが納得できるほど見ごたえがあるが、個人的にドラマ部分はそこまでハマれなかったのが残念。
まぁサケもクスリもほどほどに…ってことですね。
いや、クスリはちょっともだめです(笑)
こんな人にオススメ
- ファミリードラマが好きな方
- ジュリアロバーツが好きな方
- 息子の安否が心配な方
おあとがよろしいようで…