印象セリフ
「お前は戦争を始めただけでなく、
敗戦させたのだ。」
製作年:2018
製作国:イギリス
上映時間:122分
▼予告編▼
【公式】『ハンターキラー 潜航せよ』4.12(金)公開/緊迫の潜水艦シーン解禁!
はじめに…
皆さんは昔ながらの洋画が好きだろうか?
しかもコッテコテのミリタリーアクションなんかだ。
- 鬼軍曹と新人兵士
- 信頼された艦長とその軍隊
- 特殊部隊による極秘の潜入任務
- 「良い知らせと悪い知らせがある…」
などなどお決まりの”テンプレ”が詰まったあの時代の映画だ。
最近は良い意味でも悪い意味でも減ってきた気がするが、
そんな傾向に待った!!を掛けたのが今作。
しかも潜水艦アクションという渋さ!
こんなの嫌いな男いないでしょ?!
どうも、軍隊に体験入隊してみたいけど体力がなさ過ぎて永遠に実現できなそうなもやしっ子こと、キミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
ロシア近海で1隻の米海軍原子力潜水艦が消息を絶ち、捜索に向かったジョー・グラス艦長率いる攻撃型原潜「ハンターキラー」は、現場付近に沈んでいたロシア原潜の生存者を捕虜にする。同じ頃、ロシア国内で世界を揺るがす陰謀が企てられていることが判明。ハンターキラーに陰謀阻止のための過酷なミッションが下される。その任務を達成するには、絶対不可侵のロシア海域へ潜航せねばならず……。(映画.com引用)
感想
激戦!胸アツ!男泣き!
そんな昔ながらの洋画のテンプレを見事に実現してくれた映画。
もちろんただ昔の映画と同じことをしても面白くならない。
現代に沿った要素を追加しつつこのテンプレを踏襲することで今作のような化学反応が起きるのだ。
ポスターや予告編からは
”潜水艦が舞台のサスペンスアクション”
って感じだったのだけれども、蓋を開けてみたら
地上戦の極秘任務も面白ければ作戦会議室の人間関係も面白い!
1つの映画で何個おいしいの!?って感じで最高だ。
しかも昔から敵側として描かれやすいロシアの立場も今作では面白い。
セリフ回しや演出が敢えて王道を貫いた古臭さなのに、ストーリー自体は新鮮というバランスがまた良いのでしょう。
キャスト
ジェラルド・バトラー
今回は大統領を守る無敵のボディガードでも、
300人のスパルタ軍を率いる無敵の王様でもない。
冷静沈着な判断で船員たちの命の責任を負う仕事人な艦長だった。
派手なアクションシーンとかは彼にはないのに、
めちゃくちゃ大事な決断ばかり迫られる損な役回り(笑)
その渋い表情と鋭い眼光でドシっとした存在感を放っていた。
ゲイリー・オールドマン
その圧倒的演技力は影を潜め、官僚主義のお堅いお偉いさんを好演。
決して悪い奴じゃないけど話がわからないおっさんです。
こら、そこ、ゲイリーの無駄遣いとか言わないの。
ミカエル・ニクベスト
スウェーデン版『ミレニアム』シリーズの主人公
『ジョンウィック』のマフィア親父
と味のある役が多い彼だが、2017年肺がんにより死去。
死後公開した今作は遺作だ。
そういう意味では今作はとってもおいしい役どころなのでファンの方々は期待してご覧頂きたい。
あとはコモンだったりリンダ・カーデリーニなどが出演して盛り上げていた。
個人的には名前も知らない地上部隊チームの俳優たちがめっちゃ好きでした。
まとめ
まぁ悪い意味でも”昔ながらの洋画”なのでツッコミどころもあったりするが、それをひっくるめて最高の映画。
ロシア人同士の会話でロシア語使ってなくてもツッコまないで上げてください。
地上戦、海底戦、共にムネアツな展開ばかりなのでぜひ劇場でご覧頂きたい。
ちなみにネタバレではないですが、
今作の好きなシーンはこの角度の皆です。
こんな人にオススメ
- ミリタリーアクションが好きな方
- 古きよき洋画が好きな方
- 潜水艦が好きな方(いるのか?)
おあとがよろしいようで…