※ポスターのようなシーンは一切ありません(笑)
印象セリフ
「狂気なき愛は、愛ですらない」
製作年:2012年
製作国:インド
上映時間:134分
▼予告編▼
皆さんはインド映画を見たことがあるだろうか。
笑いあり涙あり恋愛あり、なんでもありの超娯楽作品が多い。
そんな中、先日レビューをした『バジュランギおじさん』は現在日本でも絶賛上映中!
迷子と信仰深いおっさんの感動物語で、皆さんにオススメ出来る一作だ。
詳しくはレビューを読んで頂ければと思う。
さて、そんなバジュランギおじさんを見た人たちはきっとこう思うに違いない。
あのおじさんの他の作品を見てみたい…
はい、そんな人のために見てみました!
しかも、監督も一緒!
どうも、キミシマムザ裕君です!
早速レビューをば!
簡単あらすじ
インド諜報局RAWの敏腕エージェントとして奔走している、タイガー。国家機密を売り渡す取引を阻止したタイガーは、新たなミッションとして敵国パキスタンとの接触が疑われるミサイル技術の権威、キドワイ博士の監視を命じられる。博士のいるアイルランドへ飛んだタイガーは、彼の家政婦をしながらダンスを学んでいるインド系イギリス人の美女ゾヤと出会う。気取らないゾヤに心惹かれるが、彼女こそがミサイル情報を手に入れようともくろむISIのエージェントで……。(シネマトゥディ)
感想
インド映画でスパイ映画っていうのは初めて見たが、
これだけ最初に言わせてほしい。
全然スパイしてねぇ!!
さすが派手好きなインドというか、
コソコソ諜報活動をするのは性に合ってないのでしょう。
隠れる気が一切ありません。
そして宣伝文句に乗っかって
「インド版007」
なんて書いたけれどもスパイ要素はほとんどありません。
- スパイ用の秘密道具
- 秘密施設への潜入
- 世界を股にかける任務
ここらへんは一切ありません。
今作は恋愛逃避行映画なのだ。
恋に落ちてしまった敵国のスパイと障害を乗り越えながら愛を育む…。
そんな姿はまさに「ロミオ&ジュリエット」である。
ただ、じゃあそれがつまらないかというと
全くそんなことがない!!
圧倒的アクションの派手さと金遣いの荒さ!
格闘系アクションからカーチェイスまでなんでもあり!
二人の愛のためなら何人犠牲にしても良い潔さ!
見てる時の爽快感はなかなかのものだ。
そしてさらっとインドとパキスタンの国際問題も絡めてくる。
『バジュランギおじさん』と同じく監督を務める
カビール・カーンは今作でも方向性は違えど訴えかけるメッセージは一緒なのかもしれない。
キャスト
サルマーン・カーン
アーミル・カーン
シャー・ルク・カーンと並び、
インド映画界の三大”カーン”
と呼ばれるほど有名な彼。
『バジュランギ』の時よりもクールでタフガイを演じていて、そのプロレスラーのようなガタイからは考えられないくらいアクションを動く。
ただその動き自体はたまに鈍く見えるのがまた可愛い。
恋をした時の潤んだ瞳はバジュランギと同じだね。
カトリーナ・カイフ
お美しい…。
その抜群のスタイルと軽やかな動きでアクションもキレキレ!
良く調べたら『チェイス』『命ある限り』にも出てるから、
先述の”3大カーン”を全員食ったことになるな…(笑)
まとめ
やっぱりインド映画って面白い。
スパイ映画だと思って付けた映画が、
恋愛逃避行アクション映画 だったとしても全然怒ってない。
むしろ二人の幸せを永遠に祈ってる。
ただインド映画をそこそこ見てきたからか、
今作は踊りが少し足りない気がした。
そういう意味では二時間と短く、踊りも少ないので初心者にオススメだ。
こんな人にオススメ
- インド映画が好きな方
- スパイ映画(もどき)方
- 終始ハッピーな気持ちになりたい方
おあとがよろしいようで…