「やるからには100%でやれ」
本日(2019年2月25日現在)見事に
アカデミー作品賞
アカデミー助演男優賞
に輝いた今作。
Filmarksで過去にレビューしていたのであらためて投稿!
『イースタンプロミス』
『ロードオブザリング』の
!!ヴィゴ・モーテンセン!!
『ムーンライト』『アリータ』の
!!マハーシャラ・アリ!!
実在したピアニストと運転手のお話。
共演のヒューマンドラマ。
アカデミーのタイミングで再レビュー
簡単あらすじ
クラブの用心棒をしていたトニーはとある縁で黒人ピアニストの南部ツアーの運転手をすることになってしまう。最初はウマが合わない二人だったが、共に旅をするに連れて絆が深まってきて…
感想
【グリーンブック】とは…
”当時米南部で差別の激しかった黒人達が安全に宿泊することの出来る施設等が載った本”
のことを言うらしい。
今作はそんなタイトルに沿った、黒人とイタリア系白人の異種間友情物語。
『最強のふたり』に差別要素を足し、
ロードムービーにして音楽でPOPにした作風だ!
暴力で解決してきた粗暴な男と、
自分の尊厳のために教養を身に付けた男。
相容れぬ二人が起こす化学反応が時に可笑しく、時に苛立ち、
そして感動も出来て楽しめる!
監督は普段『メリーに首ったけ』『愛しのローズマリー』
などコメディばっかり撮ってる兄弟の片割れ
ピーター・ファレリー
なんだけどもこんな良いドラマも撮れちゃうとは意外と器用!
キャスト
ヴィゴ・モーテンセン
写真の通り、普段のイケてるおじ様からはかなり太った風貌!
今作のために十数キロ太ったエピソードが有名。
運転手兼強い用心棒役といえば、
『イースタンプロミス』の
フル○ンサウナ╰⋃╯乱闘が久しいが、
今作はでっぷりとお腹を膨らませた陽気な親父なのが素敵。
言葉遣いも態度もガサツだけどみんなから愛される魅力を持ったおっさんを好演!
アカデミーは受賞ならなかったけども、良い演技でした!
マハーシャラ・アリ
このドヤ顔シーンでアカデミー助演男優賞を見事獲得(嘘)
『ムーンライト』以来引っ張りだこな俳優の彼!
今作では気品漂う一流な男。
黒人なのに黒人とは違う、しかし白人からも差別される…
そんな難しい役柄を見事に熱演していた!
ケンタッキーフライドチキンを食べてない黒人です。
↑見ればわかります(笑)
あとはヒロインはリンダカーデリーニで、老けたけど素敵な笑顔。
まとめ
やっぱりアカデミーは
- 実話系
- 人種差別系
が作品賞を獲りやすい傾向があるみたいだ。
NETFLIXオリジナル『ローマ』
が獲れば映画館業界が激震したし、
『ボヘミアンラプソディ』
が獲れば映画ファン達がエェェェオ!とお祭り騒ぎ。
なところを今作が手堅く受賞してくれて、
内心ホッとしているのである。(笑)
こんな人にオススメ
- 実話系に弱い方
- 異種間の友情に弱い方
- ヴィゴのお腹を見たい方
- マハーシャラの熱演を見たい方
おあとがよろしいようで…