アン女王
「彼女は舌も入れてくれるのよ」
目的や野望があって、そのためなら手段を厭わない人っていますよね。
その中でそんな野望メラメラに燃えていて、
男性なんてただの道具にしか思ってない女性。
私、めちゃくちゃ好きで、今作のエマストーンをみて…
・・・・・・・・・・。
さすがに嘘です。
どうも、キミシマムザ裕君です。
それではレビューに移りましょう!
『ロブスター』『聖なる鹿殺し』の
!!ヨルゴス・ランティモス!!
監督による史実に基づいた女子のイザコザサスペンス!
出演には『ラ・ラ・ランド』『アメイジングスパイダーマン』の
!!エマ・ストーン!!
アカデミー賞最多ノミネートと話題に欠かないので鑑賞。
※主演女優賞受賞おめでとうございます!!
簡単あらすじ
18世紀のイングランド、スペイン継承戦争でフランス王国と絶賛戦争中。
健康状態がよろしく無いアン女王に代わって幼馴染で親友の側近サラが実権を握っていた。そんな中、没落貴族の娘アビゲイル・メイシャムはサラの縁故を頼って宮廷へ上がり女中となるが…
感想
ヨルゴスランティモスの奇抜さは少し抑え目とはいえ、
個人的に一番好きな督作品だ!
とにかく強い女性が大好きな自分にはドツボな作品!
簡単にまとめると
女王の幼馴染で
政治の実権まで握っちゃってるサラ!
VS
出世のためならどんなことだってする
ド根性アビゲイル!
のデスマッチなのです。
心理合戦、口喧嘩、毒盛り、なんでもありだ。
そんな彼女達がこの王国で実権を握るための方法は簡単。
そう、”女王陛下のお気に入り”になることなのだ!
と物語もドロッドロで好みだし、
アカデミーノミネートなだけあって美術と衣装デザインのこだわりも凄い。
当時の世界観を尊重しつつ、デニムとかモノトーンとか現代要素も盛り込んでる!
↑この作りこみ具合です。
真ん中で踊ってるレイチェル姉さんもドヤ顔してるね。
監督
ヨルゴス・ランティモス
この方は珍しくギリシャ出身の監督なのである。
そのため、前作までの『ロブスター』『聖なる鹿殺し』では
自国の誇りでもある、ギリシャ神話をベースにした物語を現代に落とし込んだりしているのだけども、だから厨二心がくすぐられて映画好きが好きになっちゃうのだ。
今作ではそのギリシャっぷりもいつもの奇抜な演出も若干抑え目だが、
それでも十分トンガってる。
この調子で現代のキューブリックのような立ち位置でトンガって欲しいものだ。
キャスト
オリヴィア・コールマン
美人のエマストーンやレイチェルワイズに話題性を持ってかれていますが、
れっきとした主演だ!しかも
アカデミー主演女優賞ノミネート中!
なんと受賞!
最多7回ノミネートのグレンクローズに勝利!
他の出演作品での目立った活躍はまだ自分は見てなかったが、
少しずつ衰弱する女王の姿を熱演!
一番面白かったセリフは
今見てたでしょ!?
見てないの!?!?
こっちを見なさい!!見なさいよ!!!
何見てんのよ!!!
無礼者!!目を閉じなさい!!
っていう理不尽極まりないシーン。笑った。
エマ・ストーン
はい、最高です。
上述した通りドハマリ。
彼女の出演作26作品中16作品くらいは観てるのだが、
断トツで好き!!愛してる!!
目的のためなら手段をいとわないその黄金の精神!
男なんてもはや道具!!最高です!
個人的に最高だったポイント3点は
- 中々キスさせてもらえず男がビンタされまくるくだり
- 結婚初夜に○○だけで済ませちゃう事務的なくだり
- 本邦初公開のチ○ビ♡
です。
この表情である。たまらん。
出来ればアカデミー獲ってほしいですな
レイチェル・ワイズ
『ハムナプトラ』のお姉さんが高貴なおばさんになりました。
とってもムカつくんだけども、筋は通ってる。
このお姉さんを応援したくなる気持ちもわかります。
女王に「アナグマみたいな顔ね」
とか言える人なかなかいないぜ!
まぁ俺はエマストーン派なんですけど
あとはニコラスホルトとか男性陣が空気です。
この顔である。
まとめ
中世の女性も現代の女性もドロドロなイジメ劇は絶えないようだ。
でも我々はそんなドロドロを第三者で見るのが大好きなんですね…
ヨルゴスランティモスおそるべし。
あなたにオススメ
- 中世の世界観と衣装が好きな方
- 女子のドロドロを楽しみたい方♡
- エマに踏み台にされたい方
- エマのチ○ビを拝みたい方
おあとがよろしいようで…