印象セリフ
「ささやかなことを楽しもう」
製作国:アメリカ
製作年:2019年
上映時間:110分
▼予告編▼
『ゾンビランド:ダブルタップ』予告 11月22日 (金) <ゾンビ深まる季節に> 全国ロードショー
はじめに
皆さんは2009年公開の『ゾンビランド』をご存知だろうか?
突然ゾンビ世界になってしまったアメリカを自分流のルールで生き残ろうとするひ弱な青年とその仲間達を描くゾンビ・アクション・コメディである。
ゾンビ映画を100本以上見てきたゾンビオタクな自分が、
あまりこのジャンルが得意じゃない女の子や初心者にオススメしやすい作品である。
そんな作品の10年振りの続編が今作!
監督のルーベン・フライシャーが『デッドプール』の脚本や『ヴェノム』の功績で企画が通りやすくなったのかな?(笑)
ということでTOHO1ヶ月フリーパスで観て来ました!
どうも、三度の飯よりゾンビ世界で醜く争う人間達が好きなキミシマムザ裕君です。
早速レビューを!
簡単あらすじ
爆発的なウィルス感染によって地球上の人類がゾンビと化したなか、
コロンバス、タラハシー、ウィチタ、リトルロックの4人は、コロンバスが作り上げたルールに従い、10年にわたってゾンビ社会を生き抜いていた。
そして2019年、地球上のゾンビたちが、パワーもスピードもレベルアップした新種へと進化。
そのほかの生存者を仲間に加えたコロンバスたちは、ルールさえ守れば何でもありな状態で、ゾンビたちをなぎ倒していくが……(映画.com引用)
感想
ほんとに10年振り!?
前作から2日くらいしか経ってないくらいに感じる親しみやすさと面白さで、
しかも個人的には今作の方が面白い。
作中のゾンビよろしくパワーアップしてるのだ。
前作で紆余曲折を経て仲間になったタラハシー、コロンバス、ウィチタ、リトルロックはこんな世界ではもう”家族”と呼べる存在。
そんな家族の疎ましさや絆の話でほっこり出来つつ、
新キャラもバンバン増やしてドラマを盛り上げる!
更に圧倒的に予算が前作より増えたのかゾンビに対するアクションのクオリティが異様に高い!
終盤のあるシークエンスはゾンビ映画史上でもなかなか見れない掃討作戦で最高に笑える。
また”10年間”という時間経過を上手く設定に落とし込めており、
4人の関係ももちろんだがゾンビの形態も進化しているというのもしっくり来た。
ホーマー、ホーキング、ニンジャ、T-800…と多種多様!
そういえばニンジャはほとんど出てこなかったか?
ロメロの『ゾンビ』や人気ドラマ『ウォーキングデッド』は荒廃した終末世界で醜く争いあう人間達を陰鬱に描いているが、このシリーズはこんな世界になっても登場人物たちが皆楽観的で明るく生きているのだ。
コロンバスのルールに従って言うならば
32# Enjoy the Little Things
(ささやかなものを楽しめ)
的な生き方をしているから好きなのかもしれない。
やっぱりどんな世界も捉えよう次第じゃない?
キャスト
驚くほど皆変わってない!!
特に男性陣2人!?本当に10年経った!?
ジェシー・アイゼンバーグ
相変わらずのナードな口調と天然パーマ。
10年経ったらもうちょい逞しくなると思うじゃん?
エマストーン彼女にして10年経ってる設定なのに、
まだまだ童貞臭さを醸し出すのだ。
もはやこれは一種の才能。
ウディ・ハレルソン
彼も全く変わってない。見た目は。
キャラクター的にはもっと誰にでも尖っていたタラハシーが、
メインの3人にだけデレる親バカキャラのようになっていて可愛い。
今作はエルビス・プレスリーのモノマネも見れます(笑)
しかも劇中で語られるモノマネをしてウケたという学校の頃の思い出話は実話らしいです(笑)
エマ・ストーン
前作の頃や『小悪魔はなぜモテる?』くらいまではアイシャドウ濃いめのギャルみがあるメイクだったが彼女も大人になりました。
前作より表情で演技するのが上手くなった気がします。可愛い。
アビゲイル・ブレスリン
前作のファンがみな
「えぇ!?Σ(・□・;)」
となること間違いなしな成長っぷり。
前まであんなに可愛らしい少女だったのに…
やめて!そんな胸の見えた服着たら変な男が寄ってきちゃうよ!
と親目線になってしまうこと間違いなしだ。
今作では崩壊世界で育ったティーンエイジャーである彼女の物語でもあるのだ。
ゾーイ・ドゥイッチ
脳内お花畑な新キャラ。
おバカさんなんだけどたまに核心をついたことを言ったりして憎めないのです。
あと終末世界で性に開放的なのもたまりません。
是非、彼女にはしたくないけどセフレに・・・(以下コンプラ違反)
演ずるゾーイさんはコメディエンヌとしてよく見るが、
実は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のヒロインであるリー・トンプソンの娘なんだとか!知らんかった!!
↑たしかに似てる…。
その他
あとはセクシーで強い女性ネバダ役を演じる『RENT』『デスプルーフ』で有名な
ロザリオ・ドーソン
とある面白い役でルーク・ウィルソン
そして意外な形でビル・マーレイが再出演している(笑)
前作を見ていれば違和感があるかもしれないがそれは見てからのお楽しみ…(笑)
まとめ
ゾンビが苦手・怖いという方でも気軽に見れるゾンビコメディ。
この72個のルールって意外と日常生活にも使えるのでみなさん覚えましょう。
ささやかなことを楽しみましょう。
~オマケ~
TOHOの1ヶ月フリーパスを発行したので『ターミネーター ニューフェイト』を見てから今作を連続で鑑賞したのだが、
めちゃくちゃターミネーターをいじるネタがあって運命を感じてしまった!!
それではみなさん
こんな人にオススメ
- ゾンビ映画好きな方
- 前作のファン
- むしろゾンビ映画を観てみたいけど怖い方
おあとがよろしいようで…