印象セリフ
「俺様はチッティ 2.0だ」
製作国:インド
製作年:2018年
上映時間:147分
▼予告編▼
激闘!世界最強の“おじさんロボット”再び暴れまくる!映画『ロボット2.0』予告編
はじめに
皆さんは2010年公開インドのSF映画『ロボット』をご存じだろうか?
伝説のキャッチコピー「ワケわからんが面白い」
インド映画にしては破格の37億円という巨額を投じて製作され、
豪華絢爛なVFXを無駄遣いしまくったおバカ映画である。(褒め言葉)
そして、2019年の日本。
誰が求めたのかあの名(迷)作が8年の沈黙を破り帰ってきたのだ!
しかも制作費は史上最高の90億円!
*あの『バーフバリ』でさえ73億円
VFXアーティストの数は3000人!!
カットの数は2000カット以上!!!
*『キャプテンマーベル』より多いらしい(笑)
ということでFilmarks様にご招待頂き映画館で見てきました
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『ロボット2.0』
— キミシマムTHE裕君 (@swinder8931) October 16, 2019
Filmarks の試写会に招待して頂き鑑賞。
前作から8年、あのロボットがパワーアップして帰ってきた!
VFXアーティスト3000人!
制作費バーフバリ超えの90億円!
を壮大に無駄遣いした力技SF映画!
こんなゴキゲンな映画は映画館で見るしかねぇ!
何故かチッティのマスクも貰いました🤔 pic.twitter.com/AZI6OJZJMP
日本では明日10/25㈮公開!
どうも、インド映画ってだけで平均点上げてしまうバカ、キミシマムザ裕君です。
早速レビューを!
簡単あらすじ
インドの町からスマートフォンが消え、携帯業者や通信大臣がスマホに殺されるという謎の殺人事件が発生した。
消えたスマホの行方を追っていたバシー博士と助手のニラーは、おびただしい数のスマホが合体して巨大な怪鳥に変身していることを突き止める。
人々を襲いだした巨大怪鳥を目の当たりにしたバシー博士は人類を守るため、封印された伝説のロボット「チッテイ」復活を思い立つが…(映画.com一部引用)
感想
圧倒的金の無駄遣い!
VFXで数の暴力!!
でも、それが癖になるんです。
とにかくチッティが大暴れするのが見れれば我々は満足なのです。
とはいえ前作から8年も経ち、インド映画界を取り巻く状況も変わったのか作風も少し変化していた。
前作はTHEインド映画な作風で歌って踊って恋をして~という陽気な印象が強かった。
今作ではそんな歌のシーンはエンディングのみに留まり深刻なテーマを孕む一面があった。
そうは言ってもアホで頭悪い(褒め言葉)ゴキゲンな作品であることは変わらず、
『アベンジャーズ』『トランスフォーマー』にも参加したスタッフ3000人を投じたというVFXも後半に忘れてたかのようにめちゃくちゃ使いだして爆笑。
何故そうなる!?の連続で展開に付いていけない
真ん中で挟まれるスマホ依存に対する警鐘のようなドラマパートは非常にシリアスで温度感が違いすぎて驚いたが、それ以外は基本チッティが暴れてるだけなので頭を空っぽにしてご覧頂けるでしょう。
ラストはなんの映画を見に来たのか、彼らはなんのために戦っているのかも忘れてくるかもしれない(笑)
キャスト
ラジニ・カーント
御歳なんと68歳でこの役をこなすとは底なしの体力!
平均寿命が70歳を満たないこの国で68歳でも前線で演じている彼はまさにスーパースターだろう。
多分ハリウッドでいうクリント・イーストウッドくらいの貫禄。
でもぽっちゃりおじいちゃんなので、激しいアクションなどではほぼ合成な感じが否めない。どちらかというとステーブン・セガールって感じでしたか。
俗に言う”ボリウッド”とはインドの北の地域のことを指し、
彼や『バーフバリ』組は南側のトリウッドやらコリウッドと呼ばれる分類で庶民派の希望の星なんだとか。って試写会で有村昆が言ってました(笑)
その他
あとはヒロインのエイミー・ジャクソンが可愛らしかったですが、
普段のインド映画ほど恋愛要素は薄く、とにかく戦ってました。
その戦う相手は戦隊ヒーローものの1話で死ぬ悪役みたいな恰好をしていました。
と、思ったら最近公開のインド映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』
主演のアクシャイ・クマールだった!わかるか!(笑)
まとめ
テクノロジーに頼りすぎることへの警鐘を鳴らすというテーマなのに、
テクノロジーを使いまくってる矛盾しまくりな映画だが見てるうちにそんなことどうでも良くなってくる快作。
たまにはこんな作品を見て頭を休ませましょう。
こんな人にオススメ
- インド映画好き
- SFやロボットが好きな方
- ド派手なVFXが好きな方
おあとがよろしいようで…