印象セリフ
「あなたじゃないなら誰が?
今じゃないならいつ?」
製作国:アメリカ
製作年:2018年
上映時間:116分
▼予告編▼
映画『フッド:ザ・ビギニング』予告【HD】2019年10月18日(金)公開
はじめに
みなさんはロビンフッドをご存じだろうか?
中世イングランドから語り継がれる伝説上の人物で、
得意の弓矢で悪を絶つ義賊というイメージは日本人でもあるだろう。
今作はそんな伝説上の人物が如何にしてロビンフッドになったのかを描く冒険譚!
しかも主演は『キングスマン』のタロン・エガートン!!
そんなの見るしかないでしょう!
ということで1ヶ月以上前だけど見てきました!
どうも、元弓道部故にロビンフッドには感情移入してしまうキミシマムザ裕君です。
早速レビューを!
簡単あらすじ
イングランドの広大な屋敷に暮らす若き領主ロビン・ロクスリーは、何の苦労も知らずに生きてきた。
十字軍に徴兵され遠い異国で戦い、4年を過ごして帰ってくると、
ロビンは戦死したものとして領地も財産も没収されていた。
どん底に落ちたロビンだったが、戦地では敵だった最強の戦士ジョンに導かれ、腐敗した政府に対して反逆を開始する。
頭巾(フッド)で顔を隠したロビンは、政府から盗んだ金を領主として献上し、次第に権力のトップに近づいていく。
そんなロビンは、貧しき者たちの代弁者として民衆の心をつかんでいくのだが……(映画.com引用)
感想
勧善懲悪!単純明快!
久しぶりに良い意味で捻りのないアクション映画だった。
例えるならば少年ジャンプに載る読み切りエピソード!
●●先生の次回作をご期待くだざいってか!
若き領主が貧しき民衆の英雄となるまでのオリジンを描くまさに【ビギニング】の物語なのだ。
弓矢を中心にしたアクションはかなり迫力満点で、マンネリ化しないように近接戦闘・騎馬戦・馬車戦と戦地と状況を変えまくって映像的魅力満載!
時代的に銃が出てこないので、工夫を凝らして弓矢風マシンガンみたいのが出てきたりとアイディアも結構好きだった。
そして、恋愛・師弟関係・わかりやすい悪役....多分セリフがなくても展開が読めるキャラクターの単純な立ち位置がより無駄なことを考えずに済むのだ。
あとどうでもいいけど今作はレオナルドディカプリオが製作してます。
まぁディカプリオ感は全然ない笑
衣装について
ただ個人的に衣装が敢えて(?)現代的に寄せているのに違和感を覚えた。
一応視聴者としては数世紀前の英国に思いを馳せて鑑賞しているつもりなので、
衣装だけ現代チックにされても嬉しくはない。
貧しい貧困街の民たちはリアルにみすぼらしい格好をしているのに、
そこに住んでるヒロインだけ毎回新品のような赤いドレスを着ているのもめちゃくちゃ気になる.....。
めんどくさいオタクの気にしすぎな点かな?
でも95%が手作りらしいです(知らんがな)
キャスト
タロン・エガートン
『キングスマン』『ロケットマン』然り、
“何か”になるまでの若者役はもう英国一似合う俳優だ。
アクションも出来て歌も歌える、完全にスター俳優の仲間入り。
ただ乗馬シーンは怖くて出来なかったようで1回も彼が単体で馬に乗るシーンがないのだ。『ジョンウィック』のキアヌを見習ってもらいたい。
本人的には”エジャトン”発音の方が近いらしいのですが、エガートンに慣れてるのでその表記で統一します笑
ジェイミー・フォックス
ロビンに手取り足取り教えてくれるお師匠さん役。
序盤の彼による弓矢バトルは誰でも熱くなるし、男なら誰しもこの師弟関係に憧れることでしょう。
個人的には結構すきだったのだけれども何故かゴールデンラズベリー賞で最低助演男優賞にノミネートされていて可哀想('-' ).........。
ベン・メンデルソーン
皆が知ってる『ローグワン』の時の中間管理職悪役をまた彼がやってくれました。
というかもう衣装も含めてそのまんまのキャラです。
『レディプレイヤーワン』もそうだったけどさすがにキャラのイメージが付きすぎてる気がするのでここらで正反対の役柄を演じることをオススメします。
まぁこのメンデルソーンが我々は観たいんだけど笑
ジェイミー・ドーナン
『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』シリーズでSM貴公子を演じた彼だが最近はそのアイドル的なイメージから脱却したいのか髭もじゃで硬派な役をよくやっているようだ。『プライベートウォー』でもモジャモジャだったな
今作では見せ場は正直なかったが、続編があるならもっと活躍するかも....?
続編が…あるなら…だけど…
その他
あとは100人以上いる候補の中かから選ばれたヒロインのイヴ・ヒューソンは美しいけどU2のボノの娘と聞いてコネの匂いを感じなくもなかったです。
まとめ
逆にこれくらいわかりやすいアクションアドベンチャーは昔と比べてだいぶ減った気がするのでもっと人気が出ても良いと思ったのだが、
残念ながら本国ではゴールデンラズベリー賞に3部門くらいノミネートされてるだけでなく、興行収入もイマイチという結果に終わっている。
一年遅れでやってきた日本でも残念ながら話題にすらならず終わりそうだが、自分は続編見たいよ......
【ビギニング】が【エンディング】にならないことを祈るばかりです。
こんな人にオススメ
- ロビンフッドが好きな方
- タロン・エガートンなどキャストのファン
- 弓道部/アーチェリー部だった方
おあとがよろしいようで…