製作年:2018
製作国:アメリカ
上映時間:105分
▼予告編▼
はじめに…
皆さんは『ハロウィン』というホラー映画をご存じだろうか?
アメリカではもちろん10月のハロウィン時期前に公開。
日本では何故か花見も終わってGW前の盛り上がりに欠ける先週公開されて、
こっそりホラー映画ファンたちを熱狂させている作品だ。
ただし、シリーズが多く何から見ていいのかわからないという方も多いだろう。
自分もそうだったので調べてみたのがこの記事だ。
これを読んだあなたなら今から新作を見ても問題ないはず!
ということでマンをジして新作のレビュー!
はい、どうも、キミシマムザ裕君です。
簡単あらすじ
ジャーナリストのデイナとアーロンは、40年前のハロウィンに起きた凄惨な殺人事件の真相を調べていた。犯人の「ブギーマン」ことマイケル・マイヤーズは事件後ひと言も話さず、動機や感情は一切不明。事件の唯一の生き残りであるローリー・ストロードに話を聞いても収穫はなかった。しかしローリーは再びマイケルが自分の前に現れることを予感し、その時のためにひとり備えていた。そしてハロウィン前夜、精神病棟から患者を輸送する車が横転し、マイケルが再び街に解き放たれる。(映画.com引用)
感想
全世界の元祖『ハロウィン』ファンの皆様…
お待たせいたしました…
今作が、今作こそが…
1作目の真の続編だ!
多分(笑)
自分はシリーズ全て観ていないのでなんとも言えないが、
3作目以降からどんどん迷走したらしいこのシリーズ。
ロブ・ゾンビ監督のリブート版もそのゴア描写や彼らしい作風から評価はされたものの、きっと元祖『ハロウィン』のファンは納得していなかったかもしれない。
そんなオールドファンの方々に

待たせたな!
と現れたのが今作だ。
事件から40年間この瞬間を待っていたブギーマン…
そして40年間備え続けていたローリー…
彼らが対峙する時に起こる化学反応素晴らしい!
今までブギーマンに追われ続けるだけの映画だったのが、
今作では主人公も追う側!!
街の人々を殺して回るブギーマン。
そのブギーマンを追うローリー。
まさかのブギーマンが追われるという展開にムネアツ!
”殺人鬼ホラー” の ジャンルでは珍しい逆転の現象が面白い。
さぁヤバイ殺人鬼とヤバくなっちゃったおばあちゃんの闘い!
勝つのはどっちだ!?
監督:デヴィッド・ゴードン・グリーン
今作のメガホンを撮る彼は知っている人は知っているが、
『スモーキングハイ』等のコメディ監督なのだ!
最近はヒューマンドラマも増えていたがまさかのここでホラー!!
凄い振れ幅を持った期待の監督なのだ。
昔から一緒に仕事をしていたコメディアンの
ダニー・マクブライドと 一緒に脚本を書いてるのが微笑ましい。
それだからか今作のマイケルはオリジナルの時のような
”可愛らしくて面白い”(?)シーンが多かった気がする。
いや、めちゃくちゃおそろしいんだけど、
なんか可愛く感じちゃうところがあるんですよ…
皆さんも確認してみて欲しい。
キャスト
ジェイミー・リー・カーティス
↑凄い表情で申し訳ないが、今作のヒロイン。
か弱いヒロインだったのに気づいたらキチガイバアサンみたいな扱いにされてて可哀そう。彼女はあの事件以来、”ブギーマン”対策のためだけに命を捧げてきたのだ。
そのせいで娘からも娘婿からも疎まれて、孫とも距離を置かれてしまう悲しい背景を背負っているのだ。
今作はそんな彼女の家族ドラマの物語でもある!
ニック・キャッスル
ちゃんと中の人も一緒だった!(笑)
敢えて顔がちゃんと映らないようになってるのが逆に恐ろしかったが、
ジェイミーさんと再会した時の撮影裏とか聞きたかったな…。
とにかく何歳になっても恐ろしいブギーマンだった。
まとめ
ただ被害者がドンドン殺されるスプラッタホラーならこの時代にどこにでもある。
しかしその殺人鬼を更に殺そうと狙うババアがいる映画はなかなか見たことなだろう。
70年代の当時目新しかったジャンルを切り開いた先駆者的なオリジナルにたいして、
2010年代も終わりに差し掛かったところでまたホラーの新しい可能性を示してくれたこの新作に拍手を送りたい。
※以下ネタバレ※
ラストの先は…?
牢屋のように強固に作られたローリーの家。 実は長年待ち続けたブギーマン用の罠だったのだ! なすすべもなく燃え盛る檻の中でヒロイン達を見つめる化け物。 そのマスクから表情は読み取れない。 しかししばらく別シーンに移ってからブギーマンのいた檻にカメラが戻ると ・・・・・・彼はいないのである。 奴はいつか帰ってくる。
こんな人にオススメ
- ホラー金字塔の続編を知りたい方
- 殺人鬼が好きな方
- ハロウィンに映画を見たい方
おあとがよろしいようで…