印象セリフ
「今晩だけ、あの頃に戻ってみない?」
製作国:日本
製作年:2019年
上映時間:115分
▼予告編▼
はじめに…
皆さんは身を焦がすような恋愛をしたことがあるだろうか?
もとい、身を焦がすようなセックスをしたことがあるだろうか?
今作は若い頃にまさぐりあってばかりいたカップルが再会するお話だ。
自分の経験値や体験、恋愛観によって評価が別れるかもしれないのを先に言っておこう。
ということで映画館で見てきました!
どうも、まともな恋愛なんてはるか昔に捨ててしまった男、キミシマムザ裕君です。
早速レビューを!
簡単あらすじ
東日本大震災から7年目の夏。離婚、退職、再就職後も会社が倒産し、全てを失った永原賢治は、旧知の女性・佐藤直子の結婚式に出席するため秋田に帰郷する。久々の再会を果たした賢治と直子は、「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」という直子の言葉をきっかけに、かつてのように身体を重ね合う。1度だけと約束したはずの2人だったが、身体に刻まれた記憶と理性の狭間で翻弄され、抑えきれない衝動の深みにはまっていく…(映画.com)
感想
ヤッて、食べて、ヤッて
寝て、ヤッて、食べて
またヤッて・・・。
をただただ繰り返すだけの映画。
そんな作風(どんな作風)なもんなので面白いと思うかどうかはその人次第だろう。
会話もほとんどが他愛のない近況報告だったり、
近所の話だったり、昔話だったり、日本の状況だったり、
特に大きなドラマはないかもしれない。
しかし、その何気ない会話の節々や行為の隅々にお互いの感情や過去が見え隠れしていてそれを想像するのがと楽しかったりする。
口語体と文語体が混ざった話し方は原作小説のセリフを遵守した結果なのかわざとなのか??
一緒にみた友人はそれが気になって嫌だったと言っていたが、
個人的にはそれすらも1冊の本を読み終わった時の心地よい読後感があって良かった。
また前述した通り、非常に濡れ場が多い映画なのでそこは覚悟して頂きたいのだが、
それがまた、ただ下品な性行為のシーンではないのが良い。
2人の過去や経験が伺える動き、そして非常にリアルな行為への運びなどが良かった。性行為あるあるも多かったので身終わったあとに盛り上がった(笑)
キャスト
柄本佑
顔は決してイケメンではないけど邦画界を担う演技派俳優であることには間違いない。
キャラクターとしては非常に気持ち悪いしいい所なんてきっと身体の相性ぐらいしか今作では描かれてないんだけれども、男性はどこか彼に自分のクズな部分を重ねてしまって共感してしまうのではないだろうか。少なくても自分はそうなってしまって複雑な気持ち。
急に出る秋田弁も無駄に上手くて気持ち悪かった(笑)
瀧内公美
もう、最高でございます。
ある意味”男の理想”が詰まったファンタジーなキャラクターであり、フィクションらしいヒロイン像なんだけどそんなの自分は大好きに決まってるので問答無用で興奮しました。
引き締まりきってない少しだけダラしない身体も最高にエロいし、
喘ぎ声が低くて獣みたいなのもリアルで好き。
そして全世界の男の理想であり、空想である
“元カノはずっと自分のこと好きだと思ってる説”
を体現してれた。
瀧内さんは『日本で一番悪い奴ら』にも出ていたがここまで注目株になるとは思わなかったのでこれからの活躍に期待である😤
二人で数多く撮った写真の中でもこの彼女の視線が一番好きでした♡
まとめ
後半からまさかの展開もあったりして意外と楽しめる今作。
タイトル火口の意味とは何だったのか?
個人的にも考えてみたのでネタバレOKな方は以下を参考に!
※ネタバレなふたり※
あと二人の写真集が実は発売されていたのでチェックしてみよう(笑)
もちろん原作もあります!
こんな人にオススメ
- 瀧内公美のファン
- だらしない恋愛経験がある方
- 日が暮れるまでえっちしたことがある方
おあとがよろしいようで…