印象セリフ
「おま○こじゃぁ”!」
製作年:2019
製作国:日本
上映時間:137分
▼予告編▼
はじめに
皆さんは「国際結婚」に興味がありますか?
30代や40代になっても嫁のできない田舎の男性は、こっそり外国に行って外国人妻を作って帰ってくる。
なんてことが田舎では起きているらしい。
現状25歳でモテモテ(自称)には全く理解できない選択だが、
そんな哀しくも幸せな(?)男の物語が今作である。
どうも、キミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
42歳まで恋愛を知らず独身でいた岩男が、久しぶりに実家に帰省する。しかし、実家では死んだことすら知らなかった父親の葬式の真っ最中だった。そんなタイミングで帰ってきた岩男がフィリピン人の嫁アイリーンを連れていったため、参列者がざわつき出し、その背後からライフルを構えた喪服姿の母親ツルが現れる…(一部映画.com引用)
感想
エっグイ!!
なにかというと、
田舎の日本で起こっている
- 少子高齢化
- 嫁不足
- 外国人妻
- 後継者問題
などをリアルに描けていてエグイのだ。
原作は新井英樹氏の漫画らしいが、
映画向けの題材でとてもスリリング。
監督が『ヒメアノ~ル』 の吉田恵輔なだけあって、
エロあり、グロあり、何でもあり!
の危険な映画に仕上がっている。
外国人への差別もそうだが、
偏見や自分の固定概念だけで物事を判断してしまうのは良くないねぇ。
今作の2人が進むのは幸せなハッピーウェディングロードなのか、
それとも地獄へ向かう一方通行のデスロードかはご自分で判断して頂きたい。
キャスト
安田顕
元々ファンという訳では無いが、
この癖のある俳優がやる落ちこぼれのおっさん役は1級品だ。
『みんなエスパーだよ』でずっとおっぱいを揉んでいたのも羨ましいが、今作ではずっとオ⚫ニーかS⚫Xをしているので最高だったでしょう。
ナッツ・シトイ
カタコト日本語だし、見た目も美人とは言い難い。
でもその愛らしい仕草や必死で日本語を覚えていくにたむきさ、そして意外と計算高いところも含めて気付いたら好きになっていた。可愛い。
ただ劇中出てくるお店のお姉さんの方がタイプです。
伊勢谷友介
「お前は心まで売るか?」
英語喋れるイケメンキャラとしていろんな映画に出ている伊勢谷さん。
今作でも闇の深い役を熱演!
個人的にはサポートロールの中で1番頑張っていたと思う!
やってることはクソだけど(笑)
木野花
今作で1番エネルギーを消費したのは彼女で間違いない。
息子への偏愛っぷりと頑固さが田舎のめんどくさい母ちゃんとして完成していて素晴らしかった。
田舎のお母ちゃんはライフルを持ってるからみんな気をつけような。
まとめ
安田顕はオナ⚫ーばっかりだし、
ヒロインは日本語喋れねぇし、
とんでもない映画であることはまちがいないのだが、その熱量は一見の価値がある。
吉田監督は邦画でも今後注目していきたい監督だ。
こんな人にオススメ
- エグい邦画を見たい方
- 安田顕のファン
- 『ヒメノアール』的な映画を求めている方
おあとがよろしいようで…