印象セリフ
「君は砂糖で、僕が塩だ…」
製作国:ノルウェー
製作年:2014年
上映時間:117分
▼予告編▼
はじめに
突然ですが皆さんはBEATLESというバンドをご存じだろうか?
- 名前だけは聞いたことがある…
- 数曲有名な曲は知っている…
- 何を言ってるんだ知ってて当たり前だろ!
- あのおかっぱの人たちだよね?
と色々あるかと思うけども現在のPOPソングの源流でありバンドスタイルを確立した伝説的なバンドである。
好きなバンドのルーツを辿っていくと最終的に彼らにたどり着くといっても過言ではない。もちろん自分もご多分に漏れず大ファンである。
っていう序文までは実は先日レビューした
『イエスタデイ』2019 ダニー・ボイル監督版
と全く同じである(笑)
しかし今作は邦題は『イエスタデイ』で全く同じだが、似て非なる青春映画!
1960年代に爆売れしたBEATLESに影響を受けたノルウェー片田舎の少年達の物語なのだ。
青春っていいよね。
ということで『イエスタデイ』繋がりで観てみました!
どうも!BEATLESが大好きとか言いながら、
マキシマムザホルモンでロックにデビューした男、キミシマムザ裕君です。
早速レビューを!
簡単あらすじ
60年代半ばのオスロ。ビートルズのレコードに衝撃を受けた高校生キム、セブ、グンナー、オーラの仲良し4人組は、「スネイファス」というバンドを結成し、ライブ出演を目指して練習を重ねていた。
ある日、キムは映画館で出会った見知らぬ女の子に突然キスをされる。
キムはその女の子が誰なのかわからないまま彼女への思いを募らせ、
渡すあてのないラブレターを書くようになるが…(映画.com一部引用)
感想
あの日、僕らの夢は動き出した…。
1960年代、BEATLESが世間を賑わせていた最盛期。
その時代に思春期の少年だったということがどれほど羨ましいことだろう。
仲間と絆を深めて、恋をして、バンドを組んで…
BEATLESに影響を受けて青春を過ごすノルウェーの少年たちをリアルに描けていた。
一部を除けば大抵の人は青春をこじらせて上手くいかない経験が多いだろう。
今作はそれを映すのが上手く、ハリウッドのような綺麗なサクサスストーリーにしない。
ここ1番のライブで失敗したり、自作の曲が絶妙にダサかったりするのも微笑ましいのだ。
原作はノルウェーの国民的作家ラーシュ・ソービエ・クリステンセンが84年に発表したベストセラー小説「Beatles」
そう、「イエスタデイ」は邦題で原題はそのバンド名そのものを表しているのだ。
検索エンジンに引っかけるのが大変だったからか、わかり辛かったからかこの邦題になってしまったのだろうが、見終わった後に感じるとやはり原題の方が意味が通る。
なんなら彼らは「Yesterday」に影響を受けてバンドを始めたのではなく、
1967年発表
「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」
のアルバムを屋根裏部屋でこっそり聞いて聴いて感銘を受けるのだ。
だから安易に一番有名な曲(?)をタイトルにするのは正直哀しいが、
まぁ日本に配給してくれただけでいいよね!
ちなみに「イエスタデイ」は恋愛の曲だと勘違いされがちだが、
作詞作曲のポールによると
「僕が14歳の時に乳癌で死去した母への想いを歌った曲だよ」
とのことです。(笑)
キャスト
ノルウェー映画な上に若手高校生たちが題材なので全く知らず!
ただ、主人公4人組のちょいダサビートルズっプリがたまらない
それぞれが絶妙にビートルズのメンバー
ポール・ジョン・ジョージ・リンゴ4人のキャラクターに似ていて良い。
特に主人公のキム(ポール似)が毎回皮肉めいて
これは僕だから駄目なんだ、ポールだったらこうはいかない。
と皮肉めいてこじらせてるも可愛い。
ジョン役は一番イケメンで若々しくて良かったなぁ。
そしてヒロインはツンデレで主人公を焦らしながら引っ張る感じが魅力的。
↑顔はエマワトソンに似てる。
まとめ
自分もこの当時に思春期の高校生とかだったらもろにビートルズに影響を受けたんだろうなぁ~。
青春時代の恋愛や友情を思い出す曲がビートルズだなんて贅沢だしこの時代の彼らにしか出来ないご褒美だ。
きっとこんな少年少女が世界中に溢れていたんだと思うと微笑ましい。
愛と平和をありがとう、BEATLES。
ちなみに僕はマキシマムザホルモンとRADWIMPSとELLEGARDENを中1で聴いてからロックに目覚めました(笑)
こんな人にオススメ
- 音楽映画好き
- ビートルズファン
- 青春映画好き
おあとがよろしいようで…