印象セリフ
「私は物を壊すの…」
「それじゃ、僕が直そう」
製作国:アメリカ
製作年:2019年
上映時間:117分
▼予告編▼
映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』本予告【最後のX-MEN】編
はじめに…
X-MENとは
最近流行りのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)とは別に、
超能力を持った人々を描く2000年から約20年続いているご長寿シリーズである(雑)
シリーズだけで言えば全7作品、ウルヴァリンやデッドプールちゃんを混ぜたらなんと12作品もあり、ドラマシリーズも2つもだけれども、MCUの勢いに比べるとイマイチファンの数も少ない…。
しかしそんなシリーズも配給の21世紀FOXがディズニー様に買収されたからか、
この微妙なタイミングでついに完結するというのです!
そこまで熱烈なファンではなかったけど一応全作追いかけている身としてはこれは劇場で観なくては!!
ということで一応初日IMAXで観てきたよ!
どうも、ミュータントになるならマグニートーが良いキミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
アポカリプスから人類を救う戦いから10年。 サイコキネシスとテレパシーの特殊能力をもつミュータントであるジーンは、宇宙でのミッションで起きた事故が原因で自分の中のダークサイドが増幅し、制御不能になってしまう。 そして、彼女の内に封じ込められていたもう一つの人格〈ダーク・フェニックス〉が解き放たれ、地上の生命体が全滅しかねない危機が訪れる・・・(Wikipedia引用)
良かった点
ま、まずは良かったところからお話しましょう。(悪かった前提)
アクション
これは文句なしでかっこよかったんじゃないだろうか。
- クイックシルバーのいつものスローモーション
- ナイトクロウラーの瞬間移動
- サイクロプスの目からビーム
- マグニートーの金属操作
- ストームの天候操作
そして主人公でもあるジーングレイのぶっ飛び超能力アクションと、キャラを少なくした分登場人物たちの見せ場をたっぷり作れて満足!!
個人的にはナイトクロウラーとマグニートーのアクションはシリーズ№1レベルでかっこよくて痺れた!以上!
悪かった点
ここからは多かれ少なかれネタバレありでお送りするためご注意を!
ストーリー
なにこの脚本!?嘘でしょ!?ってくらい雑な展開。
X-MENの二本柱であるチャールズとエリックの信条がブレッブレだし、
敵側の宇宙人(?)チームも何がしたいのかイマイチわからないし、
ジーンを取り巻く流れも不必要なシーンが多々!
ってかそもそもシリーズ完結作に『X-MEN:ファイナル ディシジョン』の焼き直しみたいなストーリーで終わらせちゃっていいんですか!?全然スッキリしないんだけど!?
いや、そもそもおそらく今作で最終作って決まる前に作っちゃったんだろうなぁ~。
そういえば『ニューミュータンツ』もいつ公開されるかよくわからないもんな…
これがリブートシリーズの2~3作目ならまだよかったのかもしれない。
また今年公開された『アベンジャーズ エンドゲーム』のフィナーレと比べてしまっているから評価が低くなるのは多少影響があるだろう。
監督:サイモン・キンバーグ
「いや誰やねん」
と思う方も多いかもしれないが、彼は『X-MEN:ファイナル ディシジョン』位からこのシリーズで脚本と製作に絡んでいる重要なメンバーなのだ。
ただし、それが必ず良いことに繋がるというわけではなく、製作はまだしもメインで脚本に絡んだ作品は軒並み微妙なクオリティのものが多いのだ(笑)
そんな彼が満を持して監督までやっちゃうんだからそりゃイマイチなものが出来てしまうわけで、申し訳ないけど最後を飾るんだったらまだシリーズで一番監督している男ブライアン・シンガーさんや『X-MEN:ファーストジェネレーション』でシリーズを蘇らせた男マシュー・ヴォーンにやってもらいたかったところ…
※参考※代表的なメイン脚本
- Mr&Mrsスミス
- X-MEN:ファイナルディシジョン
- リンカーン:秘密の書
- X-MEN:アポカリプス
- X-MEN:ダークフェニックス←イマココ!
キャラクター
先ほどは”キャラを絞った”ことが各々のアクションをより目立たせる要素として良い点にあげたが、とにかくキャラが少ないし扱いが雑である。
ジーンとそれを取り巻く部分はまだましだが、せっかく仲間になったストームやナイトクローラーのドラマは皆無で能力を映したいだけだし、クイックシルバーとエリックのくだりも一切ない…。
あ、サイロックどこ行った!?(笑)
もっというとチャールズとエリックとかミスティークの年齢はこの時点で60代とかだからね!?皆ヒーリングファクターでもない限り若すぎるぜ!?
そしてヴィランも全く魅力を感じず、とにかくミュータント達の能力をある程度受けれる防御力のあるサンドバッグを用意しましたって感じで残念。
やっぱりミュータント同士の戦いがもうちょっと合っても良かったんじゃないかな?
最後に、これは蛇足になるが『LOGAN』で有終の美を飾ったとはいえ、
ヒュージャックマンが出てこないシリーズは初なのでやっぱり物足りない。
スター不在のシリーズは寂しいよ…
キャスト
ジェイムズ・マカヴォイ
今作の彼は残念ながら皆の頼れるプロフェッサーではなく、
自分のしたことが正しかったのかエゴなのかに迷うメンヘラと化している。
ただやっぱりマカヴォイの演技力が素晴らしいのでかっこよく見えてしまうのだ。
特に歩く演技が凄かったです(伝わる人には伝わる)
マイケル・ファズベンダー
やっぱりかっこいいぜエリック。
ファズベンダーの表情で語る哀しい演技は最高。
アクションシーンも見せ場が一番多くて男子一同は痺れること間違いなし!
ただ彼の行動自体は今作では結構ブレブレなので置いておこう。
彼のドラマ関してはアポカリプスの前半の方がまだドラマ性があってよかった。
ジェニファー・ローレンス
ちょっとこれは言わせて頂きたいんですけども、ネタバレ欄に書きましょう。
ネタバレ注意
え!?ミスティークの退場早くね!?しかもこんなあっさり!? シリーズ7作全部出てるキャラがジーンに手を払われただけでイッちゃうの!? 絶対ジェニファーローレンスのギャラが高いから出演シーン削っただけでしょ!? あとエリックもビーストもチャールズもお前のこと好きすぎだろ!? サークルクラッシャーなの!?オタサーの姫なの!? というブチギレネタバレでした。
まぁ。ジェニファーさんは相変わらず美しいです。
ニコラス・ホルト
メインキャラなのにいつも見せ場が少ないビースト君。
ニコラスホルトの顔が可愛いので許されます。
良い役者なのにイマイチ出演作がパっとしないのも可愛いです。
今作では中盤からメンヘラ化して頑張ってくれました。
ソフィー・ターナー
ドラマ『ゲームオブスローンズ』好きとしては彼女の活躍が嬉しい限り。
暴走するジーングレイを頑張って演じていたが、メイクの問題かそこまで超絶美人には見えなかったなぁ。
そして、Twitterでも言及したが今作は衣装担当のサイズミスか彼女の服がほとんどパッツンパッツンでおっぱいがきつそうだったのが見どころだ。
ダークフェニックスの感想
— キミシマムザ裕君@ASSEMBLE司会 (@swinder8931) 2019年6月21日
ジーンのおっぱいがキツそうでした。 pic.twitter.com/TtS1aFHc4R
ジェシカ・チャスティン
残念ながら魅力のないヴィラン。
序盤登場シーンなどのミステリアスさはチャスティン様のおかげでだいぶ盛り上がったが、キャラの深堀が一切ないため完全に噛ませ犬としてしか役割を持っていなかった。
ヴィジュアルはとても良かったのでこのままサイコな殺人鬼の役とかでシリアスなサスペンス映画に出てきたら良いと思います。
他には
『レディ・プレイヤー・ワン』で活躍したけどこっちではパッとしなかった
タイ・シェリダン君がナヨナヨしたサイクロプスだったり、
エヴァン・ピーターズ君が相変わらず途中退場させられるクイックシルバーだったりします。もっと出してくれよ…
まとめ
一言でまとめると
『アベンジャーズエンドゲーム』って面白かったなぁ~
こんな人にオススメ
- アメコミ映画が好きな方
- X-MENの最後を見届けたい方
- ソフィー・ターナーの乳を拝みたい方
おあとがよろしいようで…