花に狂い、愛に狂う
日本人って西洋の方々と比べると、
絵画芸術の教養が比較的ない印象。
そんな中でも日本人に大人気な画家が
ヨハネス・フェルメール!
私もご多分に漏れず大好きで、
昨年のフェルメール展もしっかり行ってきた。
彼の作品の中で最近ハマってるのは
【紳士とワインを飲む女】
この怪しげな男性がこの後女性になにしちゃうのか気になる一品。
そんな私がなんで絵画に興味を持ち始めたのかというと、
なんとなく、
モテそうだから。
です。
どうも、キミシマムザ裕君です。
もちろん今はしっかり芸術として好きです。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
1600年代オランダ。ソフィアは元々孤児で、豪商コルネリスの許嫁となったが、年配夫との優雅な生活と子作りの時の変なセリフの数々を楽しめずにいた。そんなとき貧乏画家でメンヘラそうなヤンが肖像画を依頼される。肖像画を描くうちにヤンとソフィアは秘密の恋に落ち、未来を一緒に築こうと、リスキーで今じゃ頭おかしいとしか考えられないチューリップ🌷市場への投資を始める…(なんじゃそりゃ)
感想
圧倒的世界観に酔いしれる作品。
序文でフェルメールに言及したのは、今作の原作小説が
フェルメールの絵画から着想を得ており、
絵画の世界を小説にした。
と言っているぐらい影響を受けている。
例えば屋内のシーンでは左側の窓から差す光を光源としていたり、
ウルトラマリンというフェルメールが好んでいた当時は高級だった色を印象的に使っていたりと、絵画好きとしてはなかなか楽しめる映像の数々なのだ。
↑窓から差す光とウルトラマリン↑
そんな黄金時代のオランダにタイムスリップした気分で楽しむことが出来るのだが、
いかんせんストーリーが昼ドラ
要約すると、
「金持ちの嫁にされた女が、
画家と浮気するけど罪悪感パネェ」
ってだけの話なのだ。
そのためレビューサイトなどの批評は厳しい!
ってか2004年から企画されたのに公開まで10年以上紆余曲折ある時点で駄作の香りに気づけばよかった!(笑)
キャスト
アリシア・ヴィキャンデル
美しい…。チューリップより綺麗。
最近は胸がない方の『トゥームレイダー』とか言われてるけど、
れっきとしたオスカー女優だ。
しかも今作では
- 小ぶりなチ●ビ
- 激しい濡れ場
- 全裸
が見れちゃう!!素敵!!
でもキャラとしては微妙だ…。
デイン・デハーン
デハーゲ兄さん今作ではハゲが見えない。
メンヘラっぽい画家を好演しています。
役名のヤンはフェルメールの本名
ヤン・ファン・デル・メール・ファン・デルフト
のヤンからとってるのでしょう。
何かと考えが浅いのでこちらも
キャラとしては微妙だ…。
クリストフ・ヴァルツ
個人的に大好きなオスカー俳優。
いつもの怪演は身を潜めて一貫していい奴。
ってか悲劇すぎる!!!!
ただ一途なおっさんやん!!!!
彼が主人公だったら悲しすぎるよ!!
キャラが素晴らしかったのに残念…。
あとは『ヴァレリアン』の眉毛ちゃんことカーラデルヴィーニュとか、名女優ジュディディンチとか『ハングオーバー』以来痩せて見る影もないザックガリフィアナスキとか意外と豪華に出演している。
このカーラが好き♡(脇役すぎるけど)
まとめ
2004年時点ではジュードロウとかキーラナイトレイで企画されてたらしいので、そっちも見てみたかったなぁ~。
とりあえず世界観は最高なので、
ストーリーは目を閉じよう。
男女なんてこんなもん。
こんな人にオススメ
- フェルメールの絵画が好きな方
- アリシアの裸を見たい方
- アリシアの濡れ場が観たい方
- ヴァルツの悲しみを見たい方。
おあとがよろしいようで…