「かぼちゃは嫌いよ」
製作年:2018年
製作国:アメリカ
上映時間:105分
▼予告編▼
人は誰しもが一度は”魔法”を使ってみたいと願ったことがあるんじゃないだろうか。
『ハリーポッター』や
『ファンタスティックビースト』
そしてディズニーの魔法使い。
王道な魔法映画といえばここらを思い浮かべる。
さて、今作はそんな王道映画に向かい、
変化球も使わず正面から挑んだ結果…
そんなに売れなかった
普通の魔法映画だ。
ハードルも下がったことだし早速レビューを!(笑)
どうも、キミシマムザ裕君です。
簡単あらすじ
両親を亡くし孤児となった10歳の少年ルイス(吹替:コナン君)は、魔法使いの伯父ジョナサン(吹替:佐藤二朗)が住む古い屋敷に引っ越すことになる。ほどなくして彼は魔女である隣人のツィマーマン(吹替:宮沢りえ)とも知り合いになり、彼らは同じ屋根の下で暮らすことになる(なんでや)。しかしある日、屋敷の中に世界を破滅に導く邪悪な力を持つ時計が隠されていることを知り、二人と力を合わせて時計を見つけようとするが…
感想
対象年齢低めなファンタジー映画。
その割にホラーテイストで作ろうろしたりなので、少し中途半端な印象。
超王道なマジックファンタジー映画はもう今から競うのは厳しいとわかっているのだから、めちゃくちゃなホラー路線に寄ったりバッチバッチのアクションに寄ったりすれば活路を見出せたのではないだろうか…?
じゃあ原作が悪かったのか!?
と思って軽く調べてみたら、
原作は児童向け小説『壁の中の時計』でなんと1973年発行!
その後11作も続編が出ている大人気シリーズだった!
ハリポタの小説が1997年発売開始なので、かなりの大先輩だった。
たいして売れないとか言ってごめんな…。
じゃあ気を取り直して褒める部分をレビューをし直そう。
映像技術は綺麗だし、魔法が溢れるお家も夢があって楽しい!
そしてラストは壮大な展開に持ち込んでいき目が離せない!
役者陣のコミカルな演技とホラーな脅かし演出も相まって楽しめるぞ★
・・・・こんな感じでいいでしょう(笑)
監督:イーライロス
※左の指さしてるおっさん
映画好きの方はピンとくるこの監督
『ホステル』『グリーンインフェルノ』等
いわゆる”B級ホラー映画”の鬼才として業界を歩んできた男なのだ。
そんな彼がいきなり
「全年齢楽しめるファンタジー映画だお☺」
なんて言ってきても信用できない(笑)
が、結果本当にグロ要素なんて一切なくて驚いた。
ただ、今作の製作会社を立ち上げた巨匠スピルバーグには
「怖く作ってね(ニッコリ)」
と頼まれたらしく、たしかに魔法の端々から怖い演出などは伝わる。
そういう意味ではこのミスマッチな監督チョイスは納得できるのだ。
ピーター・ジャクソン、サム・ライミ、リドリー・スコット…
今を時めく大物監督も最初はホラー映画の監督だったしなぁ~。
と思いつつも、昔の彼のような攻めた作品も見たいのであった。
キャスト
ジャック・ブラック
『スクールオブロック』でお馴染みコメディ俳優が、
気さくで愉快な魔法使いおじさんを好演。
リアクションもいちいちオーバーなのでピッタリだね。
ハリウッド界の出川哲郎です。
ケイト・ブランシェット
スパルタな教育ママ的な役がよく似合うケイトさん。
ただ『オーシャン8』程彼女の特性を活かせてなかった気がするなぁ~
というかデフォで魔女っぽいので役作りする必要がない。
あとはジェイコブ・トレンブレイ君にそっくりな主人公の少年が可愛らしくて応援市街があった。
まとめ
- 魔法の世界観
- 子供に見せれる映画
- 無難な映画
見たいという意味では 丁度いいかもしれないが、
目の肥えた映画オタクの皆さんが見るには少し刺激が足りないかもしれない。
旅行で調子に乗った若者を殺戮する映画を撮っていたころのイーライ監督は帰ってきてくれるのだろうか…(遠い目)
こんな人にオススメ
- 魔法が好きな方
- お子様も楽しめるファンタジーを見たい方
- ジャックブラックのリアクション芸を見たい方
おあとがよろしいようで…