キミシマムザ裕君の映画部屋

Filmarksにいたキミシマムザ裕君が映画ブログを執筆中!映画レビューや雑談を毎日更新しています!

『さよならくちびる』映画レビュー「結局男と女でバンドやったらなんか起きちゃうよねって話(意味深)」

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印象セリフ(歌詞)

「私は今はじめて ここにある痛みが愛だと知ったよ」

製作国:日本

製作年:2019年

上映時間:116分

▼予告編▼


【公式】『さよならくちびる』5.31(金)公開/本予告

はじめに…

皆さんは音楽映画は好きだろうか?

ミュージカル調の映画、歌手が題材の映画、アカペラの映画…

細かくジャンルは細分化されるとはいえ、仮にストーリーが若干おざなりでも曲のクオリティが高ければオールオッケーで許してしまうファンも多い温かいジャンルの映画だ。

さて、その中で作られた今作は

小松菜奈×門脇麦×成田凌の豪華キャストに加えて

あいみょん×秦基博の豪華なアーティストが楽曲提供までするという

奇跡のような音楽映画!

そりゃ面白いに決まってるでしょ!

ってことで結構前だけど映画館で観てきました!

どうも、音楽映画はすぐサウンドトラックを購入してカラオケで歌えるようになるまでリピートするタイプのオタクこと、キミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!

 簡単あらすじ

インディーズ音楽シーンでにわかに話題を集めただけの2人組女性ユニット「ハルレオ」のハルとレオは、それぞれの道へ進むため解散を決める。2人はサポート役であるローディの青年シマとともに日本縦断の解散ツアーに出るが、レオはシマに、シマはハルに思いを寄せており、ハルもまたレオに友情を越えた感情を抱いていた。複雑な思いを胸に秘めながら、各地でステージを重ねていくハルレオだったが……(映画.com引用)

感想

 奇跡のような音楽映画!?

音楽よりも切ない三角関係に焦点を当てた恋愛ドラマ!

って感じの映画であった。

作詞作曲の才能を持つが周りに言えない悩みを持つハル

ハルに誘われて音楽を始めた自由奔放なレオ

自分のせいでバンドを解散させたことがある青年シマ

主にこの3人を中心に進む人間ドラマ。

バンド解散に向けて最後のツアーで日本を回りながら三人がそれぞれの感情を少しずつさらけだしていく。

その道中や3人の気持ちがすれ違っていく様子が切なく、甘酸っぱい。

そして有名アーティスト達提供の楽曲のおかげでそのドラマがより盛り上がるし、

感情をむき出しにしてくれて良い…。

 

ただし!!

個人的にはそんなにハマらなかった!!!

ここからは個人的に思った微妙な点です!

好きだった人は読み飛ばしてください(笑)

1.キャラの少なさ

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メイン3名の絶妙な距離感の三角関係が見どころの一つだが、

逆に言うとこの3名以外出てこないといっても過言ではない。

3人で始まり、3人で終わる。

敢えて意図してそう作っているのであれば仕方ないが、

バンドってもっと色んな人達がいて成り立ってるんだぜ!?

この三角関係も周りのキャラがいたらもっと引き立つだろうし、

人生の先輩バンドとかから助言とかあってもいいんじゃないの?

ハルレオに憧れる後輩バンドとかいてもいいんじゃないの?

演奏以外の全ての業務をシマ君が担当しているのだとしたら異常な忙しさだけど大丈夫かな!?

彼タンバリン叩いてるだけじゃないからね?! 

あとハルレオのファンの女の子たちとか深堀りすれば面白い話になりそうなのに、

中途半端に扱ってしまう故に

「え?彼女たちのシーン必要あった?」

って思う人も多かったんじゃなかろうか。

ピュアで可愛い女子高生だったからよいんだけど。

 

2.音楽関連のリアリティのなさ

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自分も大学生の頃サークルとはいえバンドをやっていた身としては、

今作では音楽面で何点か疑問になることが多かった。

まず曲数少なくね!?

約2時間の尺の音楽映画なのにセトリが

さよならくちびる(秦基博提供)


ハルレオ -「さよならくちびる」 Music Video Long ver.

⇒普通に二人が切なくて可愛いから観て欲しい。

 タイトルになってるだけあって曲ももちろん良い。

たちまち嵐(あいみょん)


【公式】「たちまち嵐」 作詞・作曲:あいみょん うた by ハルレオ

⇒ライブのMVと見せかけて撮影の舞台裏二人のピュアな笑顔が観れて尊いです。

 もちろんあいみょん様作曲のメロディも良い。

 小松菜奈ちゃんの最後の「なにしてるんですかー?」が可愛い。

誰にだって訳がある(あいみょん)

※公式Youtubeなし

ってまさかの3曲のみ!?それで全国ツアー回るの!?

まぁ絞った分この3曲は本当に良い曲なのでじっくり楽しめたが、

音楽映画としては手を抜いてるように感じてしまう。

実際のハルレオはきっとアルバム2~3枚はリリースしてると思うので、

もっとテイストの曲も聞きたかったし、先述した別のバンド等を登場させて違う歌い手の声も聴きたかった。

あとライブハウスの舞台裏とか、タイムテーブルとか、

対バンで明らかにハードロックなバンドのやつらが前座だったりとか…

バンド経験のある人なら

「いや、それはないでしょ!」

とツッコミを入れたくなるシーンはあったに違いない。

3.単調なストーリー構成

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”ツアーファイナル中のバンドの話”

っていう題材なのが少し難しかったのかもしれないが、ロードムービーとして物語が単調に進みすぎている気がした。

ライブをする⇒移動する⇒ライブをする⇒移動をする…

の繰り返しが続き、途中で敢えて時系列をいじって過去の話を差し込んだりしてもむしろそれがノイズになっていたりしてイマイチ刺さらなかった。

過去と今の境界線をあいまいにしてるのも作戦なのか?そうなのか?

キャスト

門脇麦

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今の若手女優の中では間違いなくトップレベルの演技力と表現力を持つ麦ちゃん。

正直顔も声もタイプでもなんでもないが観る映画全てで全く違う役柄を演じていて感心だ。

今作では才能に恵まれながら、自身の内面に悩まされて悶々とする麦ちゃんを見ることが出来る。

そして歌声がとても透き通るようで美しい。歌まで歌えちゃうなんて聞いてないぜ。

小松菜奈

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今作の最推しキャラでございます。

ハルに誘われる形で音楽を始めたレオ。

自分が何のために音楽をやっていたのかを見失う寂しがり屋の女なんです。

自由奔放で知らない男にも付いていってしまうところとかも可愛い。

あとは歌声は意外と低めでまた麦ちゃんと違う感じがバランスが良かった。

彼女のセリフで胸を突き刺してきたのはこの二つです。

お納めください。

「じゃあ口説けよ」

「寝たら好きになるかもよ?」

成田凌

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ライブからライブの移動は全て彼の車で運転をして、

ライブ中はひらすらにただタンバリンを叩き続け、

ライブハウスとの調整やその他メディアの出演調整も行い、

二人が喧嘩したときの仲裁役となる何でもやってくれる男。

それが成田凌です。もとい、シマ君です。

こんなローディいたら惚れちゃうよね。仕方ないよね。

彼はは2019年だけで映画10本くらい出る勢いなので皆さんご注目下さい。

ただ歌ってる姿も見たかったなぁ~。

 

まとめ

曲はやっぱり一流のPOPシンガーが提供しているだけあって文句なし。

メイン3人の演技や歌唱力も文句なし。特に小松ちゃん可愛い。

ストーリーは…まぁ、好きな人は好きでしょう。

結局バンドの中に男女混ざるとこういうゴタゴタ起きがちだよねって話です。

小松菜奈ちゃんはロックバンドのボーカルとかで次はお願い致します💛

ちなみにあいみょんは聞かず嫌いでしたが、聞いてみたら結構好きだったので皆さんも聞いてみてください(謎の布教)


あいみょん - 愛を伝えたいだとか 【OFFICIAL MUSIC VIDEO】

こんな人にオススメ

  • 音楽映画好きな方
  • 門脇麦&小松菜奈&成田凌が好きな方
  • あいみょん秦基博の曲が好きな方

おあとがよろしいようで…

 

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