印象セリフ
「二度と見たくないけど、二回見たくなる」
製作国:アメリカ
製作年:2018年
上映時間:91分
▼予告編▼
史上最も不快なホラーがついに公開!映画『ゴーストランドの惨劇』公式
はじめに…
皆さんは胸焼けするような容赦ないホラー映画はお好きだろうか?
女子供にも容赦せず道徳倫理なんて無くしてしまった所謂”アレ”なジャンルである。
今作はまさにそんな作品。
しかも監督はホラー好きも恐慄く
『マーターズ』のパスカル・ロジェ!
そりゃ見るしないでしょう!
ということで劇場鑑賞してきました。
どうも、めちゃくちゃ怖いホラーはそういうのが苦手な女の子と一緒に行ってリアクションを楽しむ変態、キミシマムザ裕君です。
早速レビューを!
簡単あらすじ
人里離れた叔母の家を相続し、そこへ移り住むことになったシングルマザーのポリーンと双子の娘。奔放で現代的な姉ベラとラブクラフトを崇拝する内向的な妹ベスは、双子でありながら正反対の性格だった。そして新居へ越してきた日の夜、2人の暴漢が家に押し入ってくる…(映画.com)
感想
絶望的な惨劇に隠された伏線と罠!
一瞬たりとも目をそらすな!
てっきり怖さとグロさの勢いだけで誤魔化す系ホラーかと思ったら緻密に考えられた作品だった。
何を書いてもネタバレになってしまう気がするので難しい。
暴力描写が容赦ないので苦手な人はご注意を。
何も先入観を持ちたくない方はこれ以上読まないことをお勧めする。
ネタバレ読んでも平気だよ〜って方はここから先ネタバレしまくるのでご了承ください。
💀ネタバレ注意💀
ネタバレあらすじ
暴漢2人に襲われた夜、母親の奮闘によって無事助かり十数年の時を経たベスは久しぶりに姉から来た電話で実家へと帰る。
しかしそこで起きる不可解な出来事を目の当たりするにつれて彼女は思い出してしまう。
そう、これは 現実ではない。
十数年の時を経て小説家として成功し、
愛する夫と過ごした時間は全て彼女が現実から逃げるために作り出した妄想。
現実世界では襲撃から大した時間も経っていなかった。
そして母は暴漢を退治することが出来ず、既に亡きものとなっていた。
ここから本当の惨劇が始まる・・・。
ネタバレ感想
どこまでか現実でどこからが虚構か・・・。
序盤で内向的な妹はホラー作家のラブクラフトが好きな想像力豊かな少女という情報しかなかったが、まさか精神内に自分の世界を作り出して現実逃避をしていたとは!
てっきり【ゴーストランドの〜】なんて言うもんだから先入観で幽霊的な話だと思い込んでいた!
しかもラブクラフトの名を出してくるから「クゥトゥルフ神話」的なホラーファンタジーも絡んでくるとばかり予想していたが、
それも監督の思うツボなんだろう。
中盤にその仕掛けが分かってからはいかにしてこの暴漢2人から逃げるのかというスリリングな展開になるため手に汗握りまくりだ!
本当にこの監督は鬼畜の極みである。
ネタバレキャスト
ほとんど知らない方ばかり!
ボコボコにされる双子役の2人は本当によくやったと思います・・・😢
また暴漢2人の謎の関係性も気になる。
『悪魔のいけにえ』『ヒルズ・ハブ・アイズ』みたいなアメリカ田舎によくいるヤバいキチガイ家族みたいなもんなのか、個人的にはラストの描写から精神病院から抜け出した患者達なんじゃないかと勘ぐっている。
あとオカンは美しくていい人でした。
まとめ
ネタバレなしで挑んでほしいけど、
鑑賞するには相当な体力と覚悟が必要なホラー映画。
でもパスカル・ロジェ監督に求めてるのってみんなこういうものだよね?!
是非ガクガクブルブル震えながら映画館でご鑑賞下さい!
こんな人にオススメ
- ホラー映画好き
- パスカル・ロジェのファン
- 二度と見たくないけど二回観たい方
おあとがよろしいようで…