印象セリフ
「危険を冒すことで、
安心感を得ることが出来るんだ」
製作国:アメリカ
製作年:2018年
上映時間:100分
▼予告編▼
はじめに…
みなさんは【フリーソロ】という言葉はご存知だろうか?
解説サイト曰く
“命綱など安全確保道具を一切使わず、1人で岩壁を登るまさに究極のクライミングスタイルである。
安全確保器具がなく、墜落したら死につながる為、身体能力・経験・精神力・度胸および冷静な判断が全て揃ってる超人でないと無理な究極なスポーツ。”
とのこと。つまりとんでもなく危ない山登り、もとい絶壁登りなのである。
そんな危ないスポーツに文字通り命を掛ける男アレックス・オノルドに密着したドキュメンタリー映画が今作。
友人に
「これは映画館案件だよ!」と強めに言われたうえに
アカデミー長編ドキュメンタリー部門受賞してるということで見てきました!
どうも、ボルダリングを趣味にしていたけど数ヶ月で飽きてしまった男キミシマムザ裕君です。
早速レビューを!
簡単あらすじ
世界で著名なクライマーの1人として活躍するアレックス・オノルドには、1つの夢があった。
それは、世界屈指の危険な断崖絶壁であり、これまで誰もフリーソロで登りきった者はいない、米カリフォルニア州ヨセミテ国立公園にそびえる巨岩エル・キャピタンに挑むこと。
この前人未到のフリーソロのために幾度の失敗と練習を重ねてきたオノルドは、2017年6月3日、ついにエル・キャピタンへの挑戦を開始する・・・・・(映画.com)
感想
断崖絶壁!
絶体絶命!!
なんでこんなことするの!?
ドキュメンタリーだから派手な絵もなく淡々と進むのかと思いきや大間違い。
むしろ命綱なしでCGやスタンドではない文字通り”リアルな”命懸けの山登りを見せ続けられるため、心臓の鼓動は早くなるばかりだ!
実際に彼の友人と呼べる人々も多くが命を落としたりしているという危険さ!
彼が登りたい理由、登るまでの過程、与えられる試練と挫折、そして本番・・・。
と構成もしっかりドラマ性を持って進むためあっという間の時間だ。
命綱なしでのクライミングにこんなに時間と準備と入念な計算をして挑むものだとは知らなかった。
まぁ命綱付ければいいじゃんって言ったら終わりなんだけどね!(笑)
そもそもこれを色んな角度から、
かつ本人の邪魔をせずにカメラに収めた撮影チームも素晴らしい!!
登場人物
アレックス・オノルド
「普通の人は幸福に過ごすために生きるけど、
僕はそれに当てはまらないんだ。
人生は挑戦のためにある」
と平然と言い切る変人。
長生きする義務もないし常に上へと登り続ける。
彼自身は決して多くは語らないし、表情が豊かでもないのに何故こんなにも周りの人達は彼に惹き付けられるのだろう。内向的なカリスマである。
サンニ・マッカンドレス
え?女優さんですか・・・?
てくらい笑顔が素敵な一般女性。
異常な主人公の対比としてあくまで一般的な女性として映され続けるが彼女の支えあってのアレックスさん。主人公より感情豊かで途中から彼女を応援してたくらい。
最初はただのチャラい若者だと思ったらとんでもなくかっこいい役!
しかも劇中のアクションがキレキレだと思ったら、
この方がアクションシーンの構成と指導を行っていたらしい!
俳優以外にも”タクティカル・アーツ(戦術的芸術)ディレクター"として活躍してるらしい(聞きなれない)
あと撮影が毎週末行われていたから期間中はブリーチを何度もして髪の毛を痛めたらしい(笑)
その他
他にも一緒に山登りをする仲間たちや、この映画の制作チーム達がヒヤヒヤしながら彼を見守ってました。
まとめ
正直山登りやクライミングなどをする人の感性や考え方に一切共感できなかったが、今作で少し考えが変わった。
自分も常に挑戦し続ける人生でありたい。
そしてアレックスさんの人生の挑戦はきっとこれからも続くのであろう。。。
こんな人にオススメ
- ドキュメンタリー好き
- 命懸けの山登り好き
- ヤバいやつを見るのが好き
おあとがよろしいようで…