印象セリフ
トランプが大統領になったのは、
グウェン・ステファニーが原因だ。
理由を説明させて欲しい。
製作年:2018
製作国:アメリカ
上映時間:128分
▼予告編▼
はじめに
皆さんはドナルド・トランプをご存じだろうか?
現在の米国大統領で、色々と賛否両論(主に否だが)を巻き起こしている。
前回、ブッシュ政権下の「イラク戦争」の真実を暴く映画を2本立て続けに見たことでなんだか変に意識が高くなっている自分は

よし、次はトランプの映画を見てみよう
と、決意して最も切り込んだ作品を探した。
その結果ドキュメンタリー監督マイケル・ムーアにたどり着いたのだ!
だから今回のレビューもおっぱいとか出てこないよ!
どうも、キミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
超!簡単あらすじ
ドキュメンタリー監督でお馴染みのマイケル・ムーア監督がトランプ政権に切り込むよ♡
感想
アメリカは今危機に陥っているのかもしれない…2016年11月9日に運命の日が訪れてから現在に至るまでを描くドキュメンタリー。アメリカ政治のことはほぼ無知に近い自分だが、わかりやすい論調で、かつ面白く、かつ真剣にメッセージを伝えてくれる。
- トランプが何故大統領になれたのか
- トランプが何を考えているのか
- トランプの周りの人々は
- 現在のアメリカの危機とは
さすが近藤春奈さん…じゃなくてムーア監督だと感動した。
そして何より驚いたのは、テーマからてっきり
「トランプがいかにひどいか」
だけに絞った話になるのかと思いきや
- ヒラリー・クリントン
- ブッシュ
- リック・スナイダー
- そして、バラク・オバマ
監督:マイケル・ムーア

彼の作品は3作ほど見ているが、本当に”攻め”の姿勢を忘れない。
作中出てくる警察の通報音声で
通報者「デモが押し寄せてくる!」
警察「武器は所持していましたか?」
通報者「マイケル・ムーアがいる。」
ってなるのが凄かった(笑)
上の写真は汚染された水を知事の家にぶっかけてるところ。
固い映画になりすぎず、こういうエンタメ要素をしっかり入れてくれるのも彼のドキュメンタリーの良いところだ。
キャスト
ドナルド・トランプ

政治経験も軍事経験も一切ない。
ただのお金持ち実業家だったおじいちゃんが大統領になれちゃう国ってある意味凄い。過去のインタビュー番組でムーア監督と対談した際に
「私の映画は作らないでくれよ」
と笑いながら言っていたのがまさか実現するとは思いもしなかっただろうな…。
政治評論家は彼と現在のアメリカをナチスとヒトラーに例えるほど危険視しているが、今後のアメリカはいったいどうなっていくのでしょう…。

リック・スナイダー

なんならトランプより極悪人のように描かれる男。
ミシガン州の知事で水質汚染の原因を作ったとされているのだ。
あと水を家にぶっかけられるのも彼。
バラク・オバマ
監督が最も”落胆した”という意味ではトランプでもヒラリーでもなく彼だったのだろう。
期待が強かった分、その差も激しい。
自分もオバマに対しては良い印象が強かったので、今作で少し衝撃を受けた。
どう捉えるかは視聴者次第だ。
まとめ
これを観たからと言って政治の知識にめちゃくちゃ詳しくなったわけでもないし、
アメリカの現状についてとやかく言える立場ではないのだが、
このまま事態が悪い方向に進まないことを祈るばかりだ。
こうはならないように…
こんな人にオススメ
- 政治風好きの方
- マイケルムーア監督のファン
- アメリカ政治の実情を知りたい方
おあとがよろしいようで…