印象セリフ
「グッチ~~🎵」
製作国:アメリカ
製作年:2018年
上映時間:84分
▼予告編▼
はじめに
突然ですが、皆さんは中学生の頃イケイケのグループに属していただろうか?
胸を張ってそう言える方、
どちらかと言えば属していたという方、
敢えて1人を好んでいた方、
そんなカテゴリーを気にせず楽しんでいた方、
そしてイケイケチームに憧れを抱きながらも属せなかった方がいると思う。
今作はそんなちょっぴり頑張る方向を間違えてしまっている日本でいう中学2~3年生の女の子(エイスグレード)が題材の青春ドラマ。
なんと現代ティ-ンエイジャーに刺さりまくったのか、当初アメリカでは
4館だけの上映がたった3週間で1084館に伸びたという人気
さらに映画好きでお馴染みのアメリカ合衆国元大統領のバラク・オバマ
が年間ベスト映画に選出するほどの勢いなのだ!
ほんまにいい映画やで
そんな作品早く観なきゃということで映画館で見て参りました!
どうも、今もなお厨二病が抜けないアダルトベイビーことキミシマムザ裕君です。
早速レビューを!
簡単あらすじ
中学校生活最後の1週間を迎えたケイラは、“クラスで最も無口な子”に選ばれてしまう。
待ち受ける高校生活に不安を抱える彼女は、SNSを駆使して不器用な自分を変えようとするが、なかなか上手くいかない。
高校生活が始まる前に、憧れの男の子や人気者の女の子たちに近付こうと奮闘するケイラだったが……(映画.com)
感想
現代ティーンエイジャーの青春応援映画
生まれた頃からSNSやインターネットがある世代を”ジェネレーションZ”なんて言うらしいが、
彼らはある意味不幸かもしれない。
なんてったて一番想像力豊かな時期に自分の妄想や悶々とした欲求、
そして自己顕示欲をいとも簡単に、たいした覚悟がなくとも、
世界中に発信することが出来てしまうのだ。
自分が小学生の頃に書き上げた『ドラゴンボール』の丸パクリ漫画
『パワーストーン』全自由帳6巻
ももしSNSやインターネットに拡散していたら今も黒歴史に残っていたに違いない。。
今作はそんな現代10代の悩みや苦悩を甘酸っぱくリアルに描けている良作だった。
自分のYouTubeチャンネルで自己啓発系のメッセージを放つも再生数は1桁、
イケイケグループの仲間に入りたいけどなかなか会話に参加出来ない・・・。
そんなちょっぴりイケてない女の子が年上の高校生や憧れの男の子、
そして父親との関わりを経て大事なことに気付いていく。
これをネット上で人気者になっていくというような安易なサクセスストーリーに作り上げなかったのが今作の凄いところ。
監督のボー・バーナムさんは初めて聞く名前だったが、
自身はYouTuberとして人気になり映画界に進出出来たという華やかな経歴を持っているらしい。
そんな自分の成功体験を元にするのかと思いきや、
どこにもいそうな等身大の女の子として描き切った彼の判断のおかげでより共感しやすい内容になったのでしょう。
キャスト
エルシー・フィッシャー
『怪盗グルー』シリーズで女の子の声優を務める以外で特に目立った出演作はなかったが、とてもハマり役。
敢えてだと思うが、
- 少し荒れた肌
- ナイスバディとは言えない体型
- 引っ込み思案性格
と外面と内面でシャイな女の子を演じていた。
でも素材がいいから売れたらめちゃくちゃな美人になると思います。
皆さん要チェックです。
ジョシュ・ハミルトン
ホラー映画『ダークスカイズ』のパパくらいしか印象はなかったが、
今作はかなりのベストファーザー賞!
言ってしまえばちょっと”イタくてウザい”パパなんだけれど、
娘のためを思ってるからこその愛情でそれがまた可愛らしいのです。
この焚き火シーンなんかは本当に最高。
その他
あとはちょっと年上のお姉さんオリビアは可愛かったし、
ウザ可愛いゲイブが印象的だったし、
憧れのあの子が現れるBGMは毎回笑ってしまったww
まとめ
どこか自分と重なる部分があって恥ずかしくて目を背けたくなるけど、
甘酸っぱくて懐かしい。
そんな自分と折り合い付け、1歩だけ大人になる女の子素敵なお話でした。
ただこれは個人的な話だけど自分はそこまで引っ込み思案じゃないというか、
割と言いたいことはいい意味でも悪い意味でも空気を読まず行ってしまうタイプなので、モヤモヤとしている主人公に少しだけイラついてしまったのもあった(笑)
でもこういう映画を現代の学生たちに見てもらってほしいなぁ~
こんな人にオススメ
- 青春映画好き
- Youtuber好き
- 女の子の成長が好き
おあとがよろしいようで…
グッチ~~✊