このホテル、どこかおかしい
製作年:2018
製作国:アメリカ
上映時間:141分
▼予告編▼
日本に住む洋画好きでいるとどうしてもブチ当たる壁、それが
日本劇場未公開作品
である。今作もそんな憂い目に遭い、
見事に動画配信スルー。
映画館の環境が好きなオタクとしては悲しい事実だ。
しかも今作は後述する豪華なスター俳優がかなり揃っているのに未公開!
つまり内容がアレなんじゃ…?
コラ!
それは言わないお約束!
あ、どうも、キミシマムザ裕君です。
さっそくレビューを!
簡単あらすじ
カリフォルニア州とネバダ州の州境の上に立つさびれたホテル「エルロワイヤル」に次々と集まる7人のちょっと謎めいた男女。彼らはお互いに全く関係のない人生を送っていた者だったが、全員が重大な秘密を抱えていた。やがて、それぞれの正体と、ホテルに隠された衝撃の真実が浮かび上がってきて…
感想
どこかおかしなホテルに集まるワケありそうな男女の群像劇。
140分長尺でじっくりと不思議な世界に引き込んでいく。
前半はそれぞれのキャラの事情と裏の顔を少しずつ紹介していくゆったりとした展開で、一つの事象を色んなキャラの視点から観るという技法は
『バンテージポイント』
あたりに似ているかな?
また、全然関係のない話が続いたり突然歌いだしたりする作風はタランティーノを意識しているのだろう。ちょっとズレてる気もするけど(笑)
そして後半突然の急展開に唖然!
あいつがアレでこいつがコレで…
と口をポカンと開けているうちに終わっちまった!
ある意味面白い!(笑)
監督
ドリュー・ゴダート
「いや、誰やねん」
とお思いのあなた、ちょっとお待ちを。
この監督、実はあのホラー名(迷)作
『キャビン』
の監督なのだ。
それが分かったうえで今作を見ているとなんとなくこの作風も納得できないだろうか?
後述するクリスヘムズ・ワースもマイティなソーになる前に今作でキャスティングされていることは意外と知られていない!
キャスト
ジェフ・ブリッジス
ワケアリの神父を好演。
この爺ちゃんは本当にどんな役も消化してしまうなぁ~。
最近では『キングスマン』の2作目のキャラとかがスコ。
ジョン・ハム
『ベイビードライバー』の垂れる前髪がドツボだった色男!
今作では掃除機のセールスマン!
ただ、それだけで終わるはずもなく…(笑)
ダコタ・ジョンソン
最近『サスペリア』の変態ダンスでまた名が馳せていた美人さん。
色気の漂う謎の美女、フィルムノワールでいうところの
”ファムファタール”的な美しさでございます。
そして彼女の部屋には…。
クリス・ヘムズワース
ここ近年で一番ぶっ飛んでるクリヘムwww
女性版『ゴーストバスターズ』のバカっぷりをしのぐキャラだ。
しかも上裸なので女性ファンは是非彼の筋肉を
舐めまわすように見ていただきたい。
あとは異様に歌の上手い黒人女性
シンシア・エリヴォさんは口パクなしらしいです。(豆知識)
まとめ
濃すぎるキャラ達による群像劇でタランティーノにはなり切れなかったものの、米国の評価はまずまずなよう。
何故日本で公開してくれなかったのか、
そしてこの日本版ジャケの圧倒的ダサさは何なんだろうか…(笑)
でかでかと書かれてる
豪華キャスト集結
のだささよ…。
そのなぞは配給会社に聞いてください(笑)
こんな人にオススメ
- タランティーノ的群像劇が好きな方
- 豪華キャストを見たい方
- クリヘムの筋肉を堪能したい方
おあとがよろしいようで…