キミシマムザ裕君の映画部屋

Filmarksにいたキミシマムザ裕君が映画ブログを執筆中!映画レビューや雑談を毎日更新しています!

『アラジン』映画レビュー「ハマリすぎて字幕と吹き替えで観たあげくサントラも網羅したので比較してみた!」

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印象セリフ

「僕を信じて」

製作国:アメリカ

製作年:2019年

上映時間:128分

▼予告編▼


「アラジン」US版予告編

はじめに…

ディズニー実写化の勢いが止まらない。

『シンデレラ』『美女と野獣』そして今作『アラジン』も例外なく大成功しているといっても過言ではない。

映画館が空きやすいと言われている”閑散期”の6月を見事に塗り替える記録だ。

そんな今作。自分ももちろん公開日付近で観終わっていたのだが、レビューが書けずにいたのだ。

だって…

吹き替え版と比較したくない!?!?

サントラ全曲聴き込んでから書きたくない!?!?

ってくらい意外とハマってしまったからである(曲に)

ということでやっとこさ吹き替え版も見れたので重い腰を上げてレビューをば!

どうも、せっかくサントラに入ってる吹き替え版の楽曲をほとんど歌えるようになったのにまだカラオケに曲が入っていなくてガッカリしているキミシマムザ裕君です。

さっそくレビューを!

 簡単あらすじ

生きるために盗みを働きながらも真っ直ぐな心を持ち、人生を変えるチャンスをつかもうとしている青年アラジンと、自立した心と強い好奇心を抱き、自由に憧れる王女ジャスミン。2人の運命的な出会いをきっかけに、それぞれの願いは動き始める。そしてアラジンは、邪悪な大臣ジャファーの甘い誘いに乗り、魔法の洞窟からランプを引き受けるが・・・(映画.com引用)

総評

まずは字幕吹き替え関係なく作品としての総評を!

ストーリー

Mena Massoud in Aladdin (2019)

元々のアニメ版が90分と短かった分少し物語に強引さや無理やり感が生まれてしまっていた気がしていたのだが、今作はそれを30分近く尺を伸ばしてたっぷり描いてくれるため丁寧な印象だった。

自分がアニメ版で少し違和感を覚えていた

  • ジャスミンとの出会いや心理描写など
  • ジャファーの野望や背景

等も補完しつつ新しく新キャラやジーニーの新解釈などを加えることで深みが増していた。

映像

Will Smith and Mena Massoud in Aladdin (2019)

これはある意味最初から心配していなかった。

何故なら監督が『スナッチ』『コードネームU.N.C.L.E』の

ガイ・リッチーだったからだ(下写真左端)

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彼はキレッキレの映像センスと音楽センスで元々有名だったため、

今作では”彼らしさ”は少し抑えていたものの華やかで映画館映えする映像が多い!

特にジーニー関連の映像は豪華絢爛!彼のメイン楽曲

  • 「フレンドライクミー」
  • 「アリ王子のお通り」

は何度も見たくなる魅力が満載だ。

また少しインド映画を意識したダンスシーンを取り入れたりと挑戦的だ。

きっと撮影中楽しくて仕方なかったんだろうなぁ(笑)

あ、でもわざとらしい3Dを意識した映像は蛇足でした。

※予告編のアブーがランプ掴もうとする場面とかw

字幕/吹替 キャスト

字幕版と吹替版どちらも見たのでどっちの方がより”〇〇っぽかった”のかを勝手に採点!!

あくまで個人の意見なのでクレームは一切受け入れません(笑)

アラジン役

字幕:メナ・マスード

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  • アラジン度:75点
  •       歌:80点
  •    ダンス力:95点

悪くはないけどちょっとアニメ版のアラジンよりも”インドみ”が強い印象。

アニメに慣れてる側からするともう少しだけ爽やかな青年でもよかったかな?

また、歌声も高音が少し苦しい印象。

ただし!ダンスはスタントをつかってないとしたらめちゃくちゃかっこいいぞ。

吹替:中村倫也

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  • アラジン度:95点
  •       歌:90点
  • イケメン度:90点

プロの声優でない吹替の起用は叩かれがちだが、ディズニーに限っては話が別だ。

今作のアラジンでも正直字幕版を凌駕するクオリティで大満足!

セリフと歌の境界線も上手く切り分けていてミュージカル慣れしてる印象。

欲を言えば青年にしては少し大人びたイケメンすぎる声色なところかな?

 

勝者  中村倫也!!

ジャスミン役

字幕:ナオミ・スコット

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  • ジャスミン度:120点
  •          歌:100点
  •   ブチキレ度:100点

『パワーレンジャー』の時は気づかなかったけども、このバッチバチの美人はなんなんだ・・・。

美しさだけでなく、芯の強さやチャーミングさも見事に表現していてディズニー実写プリンセスで圧倒的に好き。

そしてアニメになかった実写オリジナルソングの「Speachless」の力強さ!

友人曰く”ジャスミンブチ切れソング”

Naomi Scott in Aladdin (2019)

このシーンはもはや鳥肌ものです。

圧倒的にアニメ版のジャスミンよりも現代に寄ったヒロインだった。

 吹替:木下晴香

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  • ジャスミン度:80点
  •          歌:90点
  •   ブチキレ度:70点

悪くは無い!!ただ少しこの芯が強いジャスミンを演じるには声が細い印象。

か弱いヒロインを演じる分にはもんくなしのはずだが、

今作のジャスミンはブチ切れてなんぼなのだ。

特にブチ切れソングでのコブシや力強さの足りなさが露見してしまった印象。

平均点以上のクオリティであることは間違いないのだが、ナオミスコットの吹替は少し相手が悪かったようだ。

 

勝者 ナオミスコット!!

ジーニー役

字幕:ウィル・スミス 

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  • ジーニー度:90点
  •       歌:80点
  • マブダチ度:100点

公開前は

「あのウィル・スミスがジーニー!?」

「ただの青いウィルスミスじゃんww」

などと誹謗中傷にあった彼だが、いざ蓋を開けてみたら

「こんな友達いるぅ〜!?」なベストフレンドであった。

アニメ版に較べてウィルのヒップホッパー経験を活かしてHIPHOP調に曲をアレンジしていたりと良い。

そして何よりこんな友達欲しいと思わせた彼の愉快な演技に拍手だ👏

吹替:山寺宏一

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  •   ジーニー度:計測不能
  •         歌:計測不能
  •   山寺宏一度:計測不能

圧倒的・・・。私は彼のために吹替版を見たと言っても過言ではない。

アニメ版と全く同じ役柄なのに全く別のアプローチで挑む精神。

ジーニーな山寺宏一とウィル・スミスのフィックス声優な山寺宏一の絶妙なバランス。

そして、なにより名曲「フレンドライクミー」「アリ王子のお通り」共に完全新作撮り直しで最高!なんならアニメの時よりパワーアップしている!

山ちゃんあんたは一切何歳なんだ!

とにかく彼のジーニーを見る為だけにも吹替版を観て欲しいほどであった。

 

勝者 山寺宏一!!

 

あとはジャファー役の吹替が北村一輝だったのだが、顔以外はイマイチ…

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吹替はあまり得意じゃないようだ…。

字幕版はちょうど良い悪のイケメンで良い。

そしてダリアイアーゴは吹き替えの方がよかった。

Nasim Pedrad in Aladdin (2019)

サウンドトラック

今作のサウンドトラックは様々な種類がある。

自分も購入の際意外と頭を悩ませたので購入を検討してる方の参考になればと思い、

一応記しておく。

英語版

 劇中登場した楽曲全て入っていることはもちろん。

後半はスコア(劇中BGM的な楽曲)も全て詰まっていて豪華。

字幕版の歌が好きな方は必聴の一枚である。

日本語版

 日本語吹替版で登場した全曲に加えてこちらもスコアまで収録している。

山寺宏一や中村倫也の歌声が聞きたければやはり吹替版に限るのだ!

デラックス版

なんとこちらは英語版全曲&日本語版全曲に加えてスコアまで収録している超豪華な名盤!

日本語版には「ア・ホール・ニューワールド」のカラオケ版まで収録されているので練習したい方にも優しい仕様だ。

たった1000円上乗せするだけで全曲網羅出来るので個人的にはこれをイチオシしたい!

まとめ

 作品としてのクオリティはいうことなし!

吹替版は山寺宏一&中村倫也が最高!

字幕版はジャスミンブチギレソングに注目!!

サントラは欲張りさんならデラックス版で間違いなし!

結論から言うと…

 

字幕と吹替で二回観てサントラ買え!!

 

です。(笑)

 

こんな人にオススメ

  • ディズニー映画が好きな方
  • ミュージカル映画好きな方
  • アニメ版アラジンが大好きな方 

おあとがよろしいようで…

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